母が染織をする人なので、今回のバリ島旅行では東部のトゥンガナン村のグリンシン(ダブルイカット、バリ先住民族の伝統工芸、経緯絣です)を是非、見学させてあげたいと思っていました。私自身、アジアの布は大好きですし。けれど、大手のオプショナルツアーではおそらく見学に時間が限られて、じっくり見ることが出来ないであろうということと、母も妹も車に酔いやすいので、こちらの都合で休憩させてもらえないツアーはキツイかな・・・と考えました。
それで、インターネットでいろいろ探して、見つけたのがガイドのカッチャンでした。事前の問いあわせメールにも丁寧に対応してくれたし、口コミの評判もよかったので、1日車をチャーターすることにしました。実際に会って見るまでは多少不安だったのですが、カッチャンに決めて大正解でした。
朝9時にホテルに来てもらって、一日の日程を大まかに決めます。わたしたちは、トゥンガナンに行くまでに、ライステラスと、比較的静かな寺院の見学をリクエスト。
日本語はかなり堪能です。「しゃべれる」というだけでなく、自分の言葉になっているなあ・・・という印象でした。
母はここぞとばかりにバリについて質問していました。わたしもしばし、ツアコン役を解放されて息抜きです。
海辺で昼食後、トゥンガナン村へ。
実際にグリンシンを織っているお家で、いろいろお話を伺いました。糸を染める工程は見ることが出来ないのですが、母の興味は特に染めのようで、身を乗り出して、質問しまくり。
「僕自身に知識が(染織についての)ないから・・」と言いながらも、カッチャンが一生懸命通訳をしてくれたおかげで、防染の仕方など、ある程度詳しい話が聞けたようでした。
なんと厚かましくも、実際に織らせてもらっている母。(ちゃっかりしてるう!)、横の方はグリンシン織りのマスター。日本にも来て、織りを紹介したこともあるとか。とても穏やかで暖かい方でした。
「高価な作品なんだから、台無したらあかんでえ」と冷やかしていたら、縦糸が一本ブツッ!
あああぁぁーっ!#%ж×!!!!
「だいじょぶ、だいじょぶ。It’s OK」マスターはそういって笑っていましたが・・・・・冷や汗でたなあ・・・。
母は、思い切って購入した小さめのグリンシンを大事に抱えて、ホテルに帰ってきてちょうど5時でした。
みんなで記念撮影。
はるばるバリ島まできた甲斐がありました。カッチャン、ありがとー!!
感謝、感謝。
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バリ島で車をチャーターしようと思っている方はぜひ HPをチェックしてください。