2年ぶりにご案内をいただきました。今回はまそほママお二人のコラボでの個展です。
タイトルがなんと・・「のざらし」
期待を胸に石橋の駅に降りたちました。
https://luckynobee.wordpress.com/?s=%E3%81%BE%E3%82%84%E3%81%8B%E3%81%97
https://luckynobee.wordpress.com/2012/10/27/%e8%84%b3%e5%86%85%e9%83%b7/
https://luckynobee.wordpress.com/2008/07/12/%e3%81%95%e3%82%88%e3%81%aa%e3%82%89%e3%80%80%e3%81%be%e3%81%9d%e3%81%bb/
掲載のお許しを頂いたのでご紹介させてください。毎度のことですが、写真が下手で申し訳ありません。
こ・・・これはもしや針金ハンガー・・のオブジェあり
なぜか洋服あり(左は和服だろうか・・・?)
新聞紙を貼った箱が積み上げてある作品あり・・・(記事に意味があるかしら、と思ってしばらく真面目に読んでしまった。それはなさそう・・)
いやあ・・いつものようにシュールな空間となっていますが、最も衝撃を受けたのはこれです。
目にした瞬間思い浮かんだセリフ・・・・
「賽の河原の彼岸花 六文銭は○×○×(ほにゃららほにゃらら)」( 五七五七七 で決めたかったのですが続かなかった。うーん、残念!中村梅之助さんの声なんか如何でしょう?あるいは加々美幸子さんとか・・・いや、ここは思い切って岸田今日子さんで・・・)
部屋の一角が彼岸花とススキで埋め尽くされています。
さ・・されこうべ
諸行無常・・・。
もともと美術について語るほどのものは全く持ち合わせておりません。なんの解説もできないし、するつもりもありません。
ただただ、浮かんだ絵は、自分が亡き殻になって、その周りが、この作品で覆い尽くされている図でした。もちろん、この他人様のされこうべ(ああ・・これが野ざらし・・)も一緒に・・です。
それは、どうしようもない虚しさや、切なさはあるものの、「気持ちが悪い」とか「縁起が悪い」というようなネガティブな想像では決してなく、なんと言ったらいいか、「回帰」とか「解脱」あるいは「無に帰す」とでもいうような、ある種、すがすがしいような、懐かしいようなそんな空想でした。
美術の専門家の方なら、ひょっとしたらそんなふうに感じてしまうのがなぜなのか、など、理路整然と解説することができて、それを聞いたらもっと得心するのかもしれません。
でも、わたしとしては、一瞬にしてそのような気持ちになった、ということだけで、充分「作品を味あわせて頂いた」気分です。
いつも期待を裏切らない、お二人の作品でした。
お久しぶりの嘉山ママと、お友達とのおしゃべりも楽しく、ほっこりとする秋の午後でした。
そのあとは、身内の出るフルートの発表会へ・・。こちらも皆さん思いを込めて吹いていらっしゃる姿が眩しく。初めて聴く曲もたくさんあって楽しみました。
芸術の秋を堪能する一日でございました。
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