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月別アーカイブ: 1月 2012

NZ釣り旅行 その3

ニュージーランドの川で釣りをするにはライセンスが必要です。といっても別に資格が要るということではなく、スポーツ用品店やガソリンスタンドの売店などで、申し込み書に記入して買うことができます。
今シーズンのライセンスはこんなの。 裏面に氏名や住所が書いてあります。川ごとの規則や、情報の載った冊子ももらえます。
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1996年に初めてNZに来て釣りをしたときのライセンスは、いかにも「許可証」といった感じのA4ぐらいの薄い用紙でした。今はちょっと防水加工もしてある硬い紙でできています。3つ折にすると調度クレジットカードの大きさ。

日本で言うところの環境省というのでしょうか、Department of Conservation(DOC)という政府機関がニュージーランドの動植物の保護、国立公園や森林保護区、海洋保護区などの指定、保護活動、公園内の整備や山小屋の管理など、一手に担っています。国中のあちこちにDOCのビジターセンターがあって、資料や地図が入手できるし、ちょっとしたお土産なども売っていて、日本だったら「観光案内所」(もちろんNZ観光局のインフォメーションセンターもたくさんあります。) に行くところを、アウトドア目的で訪れた人ならDOCのビジターセンターへ・・ということではないかと思います。Te Anauのセンターもウォーキングの装備を持った人たちであふれていました。

で、そのDOCとは別に"The Fish and Game Councils"(Fish&Game)というのがあって、公共機関で、DOC大臣への報告義務はあるものの、独立した組織になっており、淡水での釣りとハンティングのライセンスを発行して、その収入でRegulationを設定したり、自然資源の調査をしたり、アクセスになっている農場との調整、といったことを行っています。
HPはここ
http://www.fishandgame.org.nz/

アクセスサインがある場所からは川に入っていけます。個人の農場を通っていくようなルートも、あらかじめ許可がとってあるということです。ただし、家畜を傷つけないことはもちろん、ゲートなどは、必ず見たときのままにしておくのがお約束。(公道から直接川に出られる場所、湖はアクセスサインがなくても入って構いません。サインがないところでは釣り禁止、ということではないのです。ただし、個人の土地を横切る場合は必ずランドオーナーの許可が必要。これは当たり前のことではありますね。)

2011.12.26-30 
こんな看板があちらこちらに。これは、Foot Access Only の場所。

アクセスサインがなくて、「その都度許可を求めてください」という場所もあります。前にNelson地域で一度だけ、個人宅を訪ねて許可を求めたことがありますが、とても気持ちよく許可してくれたし、いろいろアドバイスもくれました。

前置きが長くなりました。
釣り2日目はM川へ。M川もO川に負けず、有名な川です。O川にはRainbow trout(スーパーでもときどき売っている虹鱒、あれです。)とBrown troutどちらもいますが、M側には何故かBrownしかいません。とにかく魚影が濃い川で、昔見た釣り好きさんのHPには「猿でも釣れるM川」と書いてありました。上流から下流どこでも釣りが出来ますが、前回沢山釣れたことと、川通しで歩いて釣りをしたかったので、ちょっと遠出をして車で2時間以上かかる下流域のゴアという街まで行きました。この街、釣りの大会も行われる capital of brown trout fishing と言われている街で、中心部にはこんなモニュメントも立っています。

800px-Gore_New_Zealand

2011.12.26-32
M川下流域 今日も晴天

一日中Gore周辺で釣りを楽しみました。12月に入ってから全く雨が降っていないという異常気象下、川もかなり渇水しており厳しい釣り。数釣り・・というわけにはいきませんでしたが、そこはNZ、パートナーもわたしも魚をキャッチ。ちゃんと楽しませてくれました。

2011.12.26-12 
2011.12.26-15
やった!45センチBrownです。自慢たらしい顔やなあ・・・。鼻膨らんでるよ。

お昼はサンドイッチ。ほとんど毎朝作って持って行きました。河原で食べる食事は最高です。
2011.12.26-23 

この日は魚は持ち帰らず。ずいぶん遠出したし、目一杯遊んで疲れてしまって、夕食は『レンジでチン!』の鶏肉のサテーでした。明日はいよいよテント泊、旅in旅です。

 
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投稿者: : 2012/01/07 投稿先 旅行

 

NZ釣り旅行 その2

釣り1日目

ざっくり言って、日本の地形は平野部から突然険しい山岳になる・・・というところが多いので、上流部で釣り、というと山岳渓流ということになりますが、ニュージーランドの場合、岩だらけの切り立った山と平野部の間になだらかな丘陵地帯がが続いていて、そのなかをゆったりと流れているような川が多く、ヘリコプターでないと行くことができないような上流域であっても水量がかなりあります。(日本でそういうところ、といったら上高地の梓川ぐらいしか思い浮かびません。)
釣り1日目は、国道から牧場が広がる丘へ入って車で1時間ほど登っていったところ、O川の上流粋に出かけました。ここは巨大鱒が生息する川として、アングラーには有名な川です。有名・・といっても一日誰にも会いませんでした。

2011.12.25-08 

こんな川。

2011.12.25-09
夢の中にいるみたい。

上流に向かって歩きながら、一日竿を振って、大きな魚もたくさん見て、ヒットもありましたが、残念ながら釣り上げることはできませんでした。
けれど、9年前に来たときは、強風で全く釣りにならなかったこのO川。今回は一日いいお天気で、美しい川を歩いていると、「ああ、NZに来たんだ・・・」という喜びがふつふつと沸いてきます。

「釣りは朝まづめと夕まづめ」と言います。つまり早朝と暮れかかった頃が一番釣れる時間帯。「釣り上げる」ことだけ考えたら、真昼間に竿を振るなんてことはしないものです。昔は、朝暗いうちに出かけていって、暗くなってから宿泊地に帰る・・・なんていうこともやっていましたが、こればかりやっていると、宿泊施設とか、その周辺の景色を楽しむことが出来ません。最近はあまりがつがつと釣りをせず、旅先での滞在を満喫するようになりました。

ということで、夕方にはホリディパークに戻ってきました。ニュージーランドの夏は日照時間が長く、9時ごろになってやっと薄暗くなってきます。夕方からゆっくり食事を作っても、明るい戸外での夕食が可能。
ということで、ラムの挽肉を買ってハンバーグ。共同キッチンではなく、外にあるバーベキューグリル(自由に使っていいことになっています。)で調理です。

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2011.12.25-27

グリルの横のピクニックベンチで食べました。

2011.12.25-23 

食後は、湖畔を散歩。

2011.12.24-25
ようやく暮れてきました。9時半ごろです。

旅はまだ始まったばかり。
続きはまた。

 
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投稿者: : 2012/01/05 投稿先 旅行

 

NZ釣り旅行 その1 宿泊地にたどりつくまで

 
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投稿者: : 2012/01/02 投稿先 旅行

 

いい一年になりますように

皆様、明けましておめでとうございます。
年末はNZで、釣り三昧してきました。ニュージーランドは、9回目。今回滞在したTe Anauは2回目9年ぶりでした。
天候にも恵まれ、ため息が出るような美しい川で釣りに明け暮れ、鳥の声を聴き、まるで竜宮城にいるようでございました。
ええ、戻ってきてみたらあっとびっくり玉手箱。日焼けで肌はぼろぼろでございますが、そんなことは味わってきた喜びに比べたらなんということもございません。

旅の様子はおいおいUPしていきたいと思いますが、とりあえず風景のみ。

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森と湖に囲まれた白い雲たなびく国でした。(この写真は雲はないけど)

 
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投稿者: : 2012/01/01 投稿先 旅行