釣り1日目
ざっくり言って、日本の地形は平野部から突然険しい山岳になる・・・というところが多いので、上流部で釣り、というと山岳渓流ということになりますが、ニュージーランドの場合、岩だらけの切り立った山と平野部の間になだらかな丘陵地帯がが続いていて、そのなかをゆったりと流れているような川が多く、ヘリコプターでないと行くことができないような上流域であっても水量がかなりあります。(日本でそういうところ、といったら上高地の梓川ぐらいしか思い浮かびません。)
釣り1日目は、国道から牧場が広がる丘へ入って車で1時間ほど登っていったところ、O川の上流粋に出かけました。ここは巨大鱒が生息する川として、アングラーには有名な川です。有名・・といっても一日誰にも会いませんでした。
こんな川。
上流に向かって歩きながら、一日竿を振って、大きな魚もたくさん見て、ヒットもありましたが、残念ながら釣り上げることはできませんでした。
けれど、9年前に来たときは、強風で全く釣りにならなかったこのO川。今回は一日いいお天気で、美しい川を歩いていると、「ああ、NZに来たんだ・・・」という喜びがふつふつと沸いてきます。
「釣りは朝まづめと夕まづめ」と言います。つまり早朝と暮れかかった頃が一番釣れる時間帯。「釣り上げる」ことだけ考えたら、真昼間に竿を振るなんてことはしないものです。昔は、朝暗いうちに出かけていって、暗くなってから宿泊地に帰る・・・なんていうこともやっていましたが、こればかりやっていると、宿泊施設とか、その周辺の景色を楽しむことが出来ません。最近はあまりがつがつと釣りをせず、旅先での滞在を満喫するようになりました。
ということで、夕方にはホリディパークに戻ってきました。ニュージーランドの夏は日照時間が長く、9時ごろになってやっと薄暗くなってきます。夕方からゆっくり食事を作っても、明るい戸外での夕食が可能。
ということで、ラムの挽肉を買ってハンバーグ。共同キッチンではなく、外にあるバーベキューグリル(自由に使っていいことになっています。)で調理です。
グリルの横のピクニックベンチで食べました。
食後は、湖畔を散歩。
旅はまだ始まったばかり。
続きはまた。