ブラジル映画祭 「魔法じかけの言葉」を観てきました。
中世南仏の吟遊詩人の唄(朗誦)から始まり、ポルトガル語の詩、サンバ、ボサノバ、トロピカリズモを経てラップまで。
ブラジル音楽の歴史を、「詩」という観点から深く掘り下げた、素晴らしいドキュメンタリーでした。
勉強になったのももちろんですが、アドリアーナ・カルカニョット、シコ・ブアルキ、マリア・ベターニアなど、そうそうたる出演者の話すポルトガル語の響き、リズム、深い声、どれをとってももう立派に「唄」でした。
意味がわからなくても、目を閉じて聴いているだけでも心地よい。(いやーやっぱり言葉の意味わからなかったら心地よすぎて寝ますかね。。)
行ってよかった。大阪は九条のシネ・ヌーヴォ、レトロな雰囲気のちいさなちいさな映画館でした。去年同じ映画祭で上映されたという「ミステリー・オブ・サンバ」のDVDも買ってしまいました。 早く見たいよー!週末に見る時間が取れるとよいな。
映画祭、あと2日です。興味のある方は是非。
http://2010.cinemabrasil.info/
http://blog.livedoor.jp/artenia/archives/51905447.html
ああ・・・ポルトガル語勉強します。
映画の中でゼー・ミゲル・ヴィズニッキ(この人の声!大地のそこから沸きあがってくるような深い深い声でした)が「ブラジルのポピュラー音楽は人と文学の架け橋」と言っていました。文学の前に言語・・ですね。ああ泥縄。