テアトル梅田へ「This is Bossa Nova」を観にいってきました。9:00スタートのレイトショー。お客さん、20人足らず・・・。
地味なドキュメンタリーだからこんなものなのでしょうか?すごいミュージシャンが次から次からスクリーンに現れて、Bossa Novaを熱く語るのを食い入るように観ていました。自分の国のオリジナルの音楽にあれだけの誇りを持てると言うのはとてもすばらしいと思いました。
遠い国であると言うことや、言語の問題などで Bossa Novaについては「眉唾」な情報が多いように思います。単にわたしの理解が悪いのかもしれませんが、BossaNovaは政府がお金を出して音楽家に新しい音楽の制作を依頼した・・・という話を長い間信じていましたし、Bossa Nova独特の(皆が皆そうではありませんが)ささやくような唄い方は、ジョアンジルベルトがお風呂にこもって開発したのだという話も、信じていましたが、映画を観るとBossa Novaが、前後の急成長の中で、ジャズの影響を受けた人たちが、斬新なコード、奏法などを模索するうちに、自然発生的に、かつ必然的に形造っていった、「ムーブメント」であることがよくわかりました。
「言語の問題」というのは、ポルトガル語の翻訳(昔のレコードのライナーノーツや歌詞などはたいていいったん英訳したものを和訳していたらしい)に間違いが多くて、誤解が多いのだとか、これは昨日久しぶりにレッスンしてもらったLuiz先生が言っておられたことです。
まだまだ知らないことはたくさん。でも何も知らなくても、誰だってサンバもボサノバも楽しめます。それが音楽のいいところだな・・・。
今日は神戸のサンバチームの練習の見学に出かけます