Uncle Jamでの池田定男さんとのデユオライブに来てくださった皆様、ありがとうございました。大勢のお客様にお越しいただき、本当にありがたかったです。兵庫県、まん延防止重点措置に逆戻り、酒類提供禁止になる2日前という滑り込みのタイミングでした。2回も延期になってやっと開催できたライブ、感慨もひとしおでございました。
”You must believe in Spring” Michel Legrandの大好きな一曲です。これは当初1月に予定していたこのライブのために選曲したものでした。冬の氷の下でもバラの蕾はじっと春の日差しを待っている、木々たちは、葉を落とした寂しい季節もやがて終わることを知っている・・・・春を信じましょう、という美しいナンバー。
開催が7月になったとき、他の曲に差し替えようか、とも考えました。けれど、もちろん四季はちゃんとめぐってはきていますが、昨年2月ぐらいから、ずーーーーっと冬のような寒々とした季節を過ごしているようにも感じています。毎日35度を超える真夏の今でさえ、なにか暗いトンネルの中のよう。そう思ったら、Spring=このコロナ禍を抜け出すとき、とも思えてきて、そのまま歌わせていただきました。
一晩明ければ、あれこれ「ああ、もう少しこう歌えていたら」と思うところがありますが、厳しい状況の中で無事にライブができたこと、池田さん、お客様、お店のマスター、ママと一緒に音楽に満ちた時間を過ごすことができたことに感謝して、今後ライブの延期や中止が続きそうですが、次の機会をもっともっと楽しんでいただけるよう、精進いたします。
お品書き。今回もスタンダードジャズ、ブラジル音楽、ラテン音楽、日本のポップス、スティービーワンダーにエリック・クラプトン、と「お楽しみ袋」か「ごった煮」か、というプログラム。池田さんの美しいギターの音色に聴きほれて出トチリそうになることしばし・・・なライブでした。