日曜日は、京橋でポルトガル語のレッスンを受けてから西宮へ移動して、31日のリハーサル。今回はいつもゲスト出演してもらっていたAtsukoさん参加の曲を大幅に増やしたので、イントロや、エンディングなど、曲の構成をチェックしつつ、ひととおりリハーサルしました。本番が楽しみです。
さて、西宮へはリハの時間の1時間前に着いて、ぶらぶらしていましたら、ばったりと懐かしい人に出会いました。むかーし昔、就職したての時にとてもお世話になった人です。なんというか、波長が合うというのか価値観があう、というのか、大先輩でありながら、仲よくしていただきました。お互いに働きながら別に熱中しているものがあり、(それが何か、ということを具体的に語り合ったことは一度としてないのに)、そういうこともあってなんだか「同志」のように感じていました。早くに退職されて、いまはご病気の奥様の介護をされていることは知っていて、気にはなっていたのですが、わざわざ会いに行ったところで自分には何もできないし・・・と、心の中でただ、ご夫妻の日々の幸せを願うばかりでした。
「いまでも唄っている」と言ったら、ほとんど涙ぐむように喜んでくれて、「頑張ってるんやなあ、うれしいわ」と言ってくださいました。
その人も、いつもは通らない駅に、たまたま寄ったのだとか。偶然に感謝です。
懐かしさと、お元気そうなお姿に胸が熱くなりました。
素敵な人に出会って、たとえその後ご縁が切れて、それきり会うこともなかったとしても、その人の「存在」を知ったということだけで、どれだけ自分が励まされて、その後生きていくうえでの支えになるか、ということをについて、改めて思い至って、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
まして、そういう出会いのあった人と、ある日偶然再会し、同じ「輝き」のようなものをその人に見つけた時の喜びは、なにものにも代えがたい貴重な体験ですね。
その人には聴いてもらえないけれど、いつでも精一杯歌おう、そしていつまでも歌おう、そう思って臨んだリハでした。
本番は、31日19:30 東淀川 OPPiDOMです。
皆様のお越しをお待ちしております。