観てきました!梅田ガーデンシネマ。一日1コマのみの上映。(他の時間帯はマン・オン・ワイヤーでした) にもかかわらず(と言うべきかやっぱり・・と言うべきか)お客さんは30人ほどで、前後左右は無人。ゆったり観ることができました。
ブラジル文化史に大きな足跡を残した詩人、劇作家、作詞者、作曲者。ヴィニシウス・ヂ・モライスの半生を、かかわったミュージシャン達や、家族のインタビューと、1名づつの男優・女優の演ずる、狂言回しのような舞台場面を織り交ぜて描いていきます。
とにかく贅沢。ヴィニシウスの周辺の空気、売るための音楽ではない、誰もが自由に集まって、美しい音楽を作り上げていくその空間の贅沢なこと。最後のほうでシコ・ブアルキが「もうヴィニシウスの存在できる場所が、この国に、この世界にはないような気がする。いまあるのはただ欲望の向かう先だけ・・・」というようなことを語っていました。
そのような空気の中で音楽に携わった人たちへの羨望と、映画の中であっても、それに触れることが出来る喜びと・・・。
感動のシーンなどひとつもないにもかかわらず、涙が出てしまう、切なく美しい映画でした。
ヴィニシウスが残してくれた、たくさんの唄たち、大切に唄いたいものだ・・・うだるような暑さの帰り道、考えていました。
そのあとは谷師匠のレッスン。今年の「Sing Swing SIng」、恒例のエンディングメドレーのテーマはカーペンターズ。まだ何を唄わせてもらえるか未定ですが、他の曲のコーラスなどもありますし、カーペンターズ以外に、「Swing Go Burns」(K’zのイベントごとに臨時結成される7声のジャズ・コーラスグループです)のほうも、またまたバンマス兼アレンジャーのA子さんが、超難曲を用意してくれているし・・・・。また新しいことに挑戦させていただけそうで、楽しみです。課題曲があまりに多くて、覚え切れるのか少々不安ではありますが。頑張って覚えよ。
音楽に満ちた一日に感謝です。
課題曲満載、ではありますが、ちょこっとだけ夏休みを頂いて、今週末は北の国へ出かけます。幻のイトウを・・・いえ、贅沢は言いません。オショロコマが釣れたら万々歳!!
おい、おい・・・。
いや、帰ってきたらがんばるからさ。