エンターテイメント小説も結構好きで読みます。特に米の作家のもの、J・フィールディング(母と娘、ミドルエイジの女性がよく描かれていて特に好きです)、パトリシア・コーンウェル、ジュディ・マーサーなどがお気に入り。日本の作家のミステリーはあまり縁がありませんでした。3年前に入院したときに病院の本棚でたまたま手に取って読んでから、ちょっとした暇つぶしに読むようになった作家が東野圭吾さんでした。(ファンの皆さんごめんなさあい。)
で、今回の沖縄旅行でも空港で買って読んでいたのです。読み終えたのはたしか沖縄2日目の早朝。「私が彼を殺した」という小説です。
読んだ方はご存知ですね。この小説、女性の自殺に続いて男性が毒殺されるという事件があって、容疑者が3名います。最後に被害者の婚約者で且つ容疑者の妹である女性が、容疑者3名を被害者宅に呼び寄せ、刑事と一緒に謎解き・・・なのですが、ラストが、「犯人はあなたです」という刑事の言葉で終わっているのです。
そう、犯人が誰か書いてない んです。
んなアホな・・・。
えー、何よこれ!!と怒っていると、あとがき(解説)の数ページが袋とじになっていることに気がつきました。あ、これを読んだらわかるのね、まあ、凝った演出だこと・・・。
旅行鞄をごそごそして、グルーミングキットの爪切り用のハサミを探し出し、もどかしい思いで袋とじを切って・・・。
それは、作者でない解説者の謎解きだったのですが、なんだかんだと容疑者の行動を検証したあと、「そうなると、考えられるのはただ一人・・・」 お・わ・り・
「こらあ、解説読んでもわからんやんけ!(怒)」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぴーーーーーーーーーーーーーーー。
コホン・・・。ええ、あー、ただ今番組中に不適切な表現がありました。お詫びして訂正いたします。
「嫌だわ。解説を読ませていただいても犯人はわからないではありませんかぁ???あああああーん?なめとん
ぴーーーーーーーーーーーーーーー。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
・・・・・・・・・・・・ しばらくお待ちください・・・・・・・・・・
人並みの読解力はあるつもりだったのですが、わかりません。わからないよー(泣)!あちらこちらヒントになりそうなところを読み返すのですがやっぱりわかりません。
このイライラ、どうしたらよいのでしょうか・・?朝食を食べていてもつい、「うーん、あいつか?どうやって薬を入れ替えるんだ?」などど考えてしまいます。
幸いなことに、沖縄旅行はとても楽しく、エキサイティングでしたので、ずっと考え通し・・・というほどのことはなかったのですが、帰宅後真っ先にしたことが、インターネットで真犯人を調べることでした。
で、わかったんだけどね。。。。これふつうに小説読んだ人みんなわかる?推理はできても決定的かあ・・・?
イマイチもイマ2もイマ3も納得できない・・。
そもそもエンターテイメント小説というのは、読んでいる間は夢中になってストーリーを楽しみ、読んだ後はスッキリ!というものではないのでしょうか?
いや、わたしのそういう読み方が間違っているのかもしれませんが、
残念ながら、もう旅行の時には東野圭吾さんの小説は買わないと思います。
というオマケのお話でした。重ねがさね、東野圭吾さんのファンの方にはお気を悪くなさいませんよう。