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日別アーカイブ: 2023/12/14

Happy Christmas

10日は、師匠谷けいこのボーカルスタジオのクリスマスパーティでした。
コロナで何年も開催できず、久しぶりに皆で集まったクリパでした。出会ってから長い時間が経ってもずっと歌い続けている仲間たちに会うのは本当に嬉しいものです。
けれど、世の中を見渡せば前回のクリパの時と何かが変わってしまったよう。どう考えても「良くなった」とは言えません。

自分や他の人が歌うクリスマスソングの夢や希望が、現実の世界では見えにくくなっています。
私は David Foster作曲の 『Grown-Up Christmas List』 を歌ったのですが、歌詞で歌われる希望が見えない今の世界になんだか泣けてきました。

No more lives torn apart
That wars would never start
And time would heal all hearts
Every man would have a friend
That right would always win
And love would never end

そして、コーラスで参加した John Lennonの『Happy Christmas』
war is over
if you want it
war is over now

こうやって歌えば、願えば戦争が終わるなら、どんなにかいいでしょうね。

だから・・・というのでもないのですが、今回の「お題」だった「懐メロ(自分にとっての)」で選んだのは
イーグルスの 『Hotel California』。
ベトナム戦争のさなか、行き場のない若者の心情が見事に表現されている、と思っています。
今の状況と似ているのかどうか、それはちょっとわからないのですが、 『Grown-Up Christmas List』 だけ歌って清らかな気持ちになる・・・という自分への皮肉?反発?・・・・なのかもしれません。

そんな、複雑な思いを抱えつつコーラスで参加した『That’s What Friends Are For』でした。
歌ったとたんに昔の記憶がわあーーーーーっと押し寄せてきて・・・。
多分10年以上前(調べてみたら2008年でした)に発表会のエンディングでこの曲をコーラスしたとき、この歌をほとんど知らなくて沢山Youtube見た中で、この4人のバージョンが一番気に入っていました。
https://youtu.be/rJbw8wlEssI?si=i01SSGr5yn8PLqqa
その時は左端の人だけ知らなくて、でも4人の中でも突出して「歌いだすと空気が変わる!凄い!」と感動し、それからLuther Vandrossの曲をたくさん聴き、この人の歌で再発見した「Killing Me Softly」を後の発表会で採り上げた・・・。
https://youtu.be/hR3N7dozv3U?si=2oxPnws0b0-DhoIF
とまあ、ごくごく個人的な思い出なのですが、それがよく言う「走馬灯のように」鮮やかに場面場面まで甦ったことに圧倒されました。
音楽の持つ、スイッチというか記憶や感情の扉を開ける力はやっぱり凄いな・・・・。

音楽について、歌について、
あれこれと考えさせられたパーティでした。

since 1969 の歌詞に合わせ、フラワーチルドレンファッションにしました。
 
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投稿者: : 2023/12/14 投稿先 ライブ報告, 音楽