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月別アーカイブ: 8月 2023

Pra Morrer de Alegria

プラ モヘー ジ アレグリア
西宮北口、SAMBA BRASILでのライブにお越しくださった皆さま、ありがとうございました。

「盆を過ぎたというのに暑いよねー」と話しながらNikkieさんとお店に入ったのが4時半。リハをしていると、ゴロゴロと雷が鳴りだしたかと思ったら突然の大雨。稲妻もすごかった・・・・。ちょうどライブが始まるころがピークでした。悪天候中お越しくださった大勢のお客様に感謝です。

いつもの歌仲間、歌仲間のお友達、お久しぶりのお客さま、前々回の同じライブに「三宮でシェフに誘われた」と来てくださったお若いお二人が2度目のご参加、昼間近くのライブにご出演だったミュージシャン、小学生のときまでサンパウロにお住まいだったという方がご夫婦で、その他にも大勢、お席が足りなくなるほどの方が来てくださいました。

フルートの梅田さん(ぺーちゃんさん)とパーカッションに歌に、なんでもこいのChiekoさんは、どちらも関西サンバ界(そんなものあるのか???あまり好きな言い方ではありませんがまあざっくりと)で大変ご活躍されていて、いつもお名前を拝見していた憧れの方たち、そんなお二人も演奏に加わってくださったおかげで本当にいつもにも増して楽しく歌うことができました。

シェフは昼間浜で友達とバーベキューしてきた!と開店前からハイテンションで、演奏中も料理しながら踊る踊る・・・お客様から「肉焼け!」「料理、料理」と突っ込みが入っておりました。
店全体が踊っているような、そんな楽しいひと時でした。

今回歌ったGilberto Gilの「Eu Vim Da Bahia(バイーヤから来ました)」という曲に
「バイーアでは神様が守ってくださる。
Pra Cantar 歌うため
Pra Sambat サンバを踊るため
Pra Morrer de Alegria  喜びのうちに死ねるように」

というくだりがあります。「喜びのうちに死ぬ」、訳し方によってもっと詩的になるのだと思いますが、
死ぬときに「ああ、楽しい人生だったな、幸せな人生だったな」と思って旅立つことができるなんて、もうなんていうか100点ですよね。
「ああ、明日死ぬとしてもそう思えるな」と思いながら歌った最高のひと時でした。
お客様とも喜びが分かち合えたなら本当に幸せです。
エネルギー使い果たして「元気玉を放った後の悟空」「出汁が出きったあとの煮干し」のようになっている今日ですが、でも幸いなことに生きておりますので、また喜びを感じるべく、精進したいと思います。皆様、本当にありがとうございました。

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投稿者: : 2023/08/27 投稿先 ライブ報告

 

養老への旅

夏休みをもらって母と二人で養老へ行ってきました。
養老の滝、昔は結構な観光地でしたが、今は駅も閑散として少し寂しい状況になっていました。

あまりきちんとした記憶ではないのですが、小学校3年生の時に、祖母、祖母の叔母、その孫(ハトコ?ですか?)と一度訪れたことがあります。土産物屋さんが立ち並ぶ川沿いを上っていくと滝があります。『貧しい木こりが、滝を見て、「あの水が酒であったら父親に飲ませてあげられるのに・・・」と考えていると、滝の水から酒の匂いがしてきて飲んでみると酒になっていてた』という伝説もその時に聞きました。
私はその時に「ラムネ」というものを初めて飲んで、あのビー玉が不思議で不思議で、瓶を持って帰りたい、と言ったらお店に帰さなければいけない、と言われてがっかりしたことを覚えています。

母方の祖父母はその先代の自転車製造に始まってあれこれ商売をしてきたのですが、最終的には「おもちゃの問屋」を営み、土産物も扱っていたので、養老にもお得意さんがいたようです。

今回は、滝の左岸の山の上の旅館に泊まったので結局滝は見なかったのですが(滝に続く階段があるのですが、ちょっと後期高齢者には辛そうだったので)、時代が違いますが、小学生?中学生?のころに岐阜市内から写生に来たという母と滝にまつわる話に花が咲きました。

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宿自体が「ただ何もしない」をコンセプトにしていて、部屋についている露天風呂からは眼下に濃尾平野が広がるだけで、本当に周辺も何もありません。宿に着いたらまずお抹茶を頂いて、

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部屋に入って早速お風呂でゆったり、
そのあとは、昼寝して、夕食まではゴロゴロダラダラ。
贅沢な時間を過ごしました。

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とってもかわいい浴衣をお借りしました。

お食事は岐阜の味覚てんこ盛り。飛騨牛のステーキ、鮎の塩焼き、健豚(ケントンと読むのだそうです)のしゃぶしゃぶ。
こんなに入らない・・と言いながらわたくしは完食いたしました。他の煮ものとか、焼き浸しなど、どれも本当に絶品でございました。板さんに拍手!!!

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夕食後はちょっとした計画がありました。
専用庭が付いている部屋でしたので、線香花火をしようと思っており、ネットで注文した線香花火、マッチ、そして火事にならないようにバケツ代わりのコッヘルも持参。ただ、今回は台風6号と重なり、幸いなことに中部地方からはそれたので、お天気は最高だったものの、風が少し強くて、できるかなあ・・・と不安でした。
でも本当に短い時間ですが、花火を楽しむことができて、母もとても喜んでくれました。

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翌日は急遽、岐阜市内の母の幼馴染を訪ねることになり、養老駅前はほとんど通りすぎるだけになってしまったのですが、駅前の羊羹屋さんが駅舎について説明してくれたり(羊羹も買わず申し訳なかったと後悔。)、駅併設の観光協会の窓口に、昔祖母の家で見た懐かしいプラスチックのひょうたん(お弁当についている魚型の醤油入れがありますよね?あの素材で20センチぐらいの高さのひょうたん、蓋もまさに赤いプラスチック)が置いてあり、これも記憶があいまいなのですが、たしかそのひょうたんに豆菓子を詰めて土産物屋に卸していたと思うのです。詰める前の豆菓子も見た記憶が・・・。おもわず「あーーーー!これ!懐かしい!!!!」と叫んでしまいました。
あれ、売っていたのかなあ?写真を撮らなかったことが悔やまれます。ネットに転がってないかな、と探しましたが、ありませんでした。流石にもう半世紀にもなりますものねえ・・・。

母の幼馴染の女性にも子供の頃会ったきりでしたが、相変わらずエネルギッシュでお美しく、短かったですが楽しい時間を過ごしました。

「夏休み」にふさわしい、よい旅ができたと思います。
また行こうね、お母さん。

 
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投稿者: : 2023/08/13 投稿先 あれやこれや, 旅行

 

実りの時を信じて

Mクアトロでのライブに来てくださった皆様、酷暑の中、本当にありがとうございました。
「一体何が起こったの?」と思うほど大勢のお客様にお越しいただいて、感謝しかございません。

今回、いつものNiikieさん、大野さんに加え、パーカッションのとみやんにも加わっていただき、テンション上がりまくりのうちの、例によってつい数時間前にリハした曲の構成をすっ飛ばしたり、あれこれやらかしてしまいました。
また、いつもリハをしているスタジオが埋まっており、第2候補もアウト、ネットで探しまくって塚口にあるスタジオをお借りしたのですが、そこがバレエやダンスのレッスンもできる広くて天井が高いお部屋でした。スタジオのリハはいつもアンプラグドで行うのですが、大きい部屋の場合はマイクで歌った方がよいな、ということ今回勉強いたしました。音が大きい部屋に散るので自分の声が聴こえなくてついつい力んで歌ってしまいます。自覚して気を付けたつもりなのですが、本番の後半、少し声が荒れ気味でした。

でも、お客様の楽しいそうなお顔に励まされ、リクエストもいただいて、(Samba de Orfeu、めちゃくちゃ久しぶりに歌う曲だったので緊張。なんとか歌えてよかったです)アンコールもいただいて、もう天にも昇るような幸せな気分で歌わせていただきました。

Samba de Orfeuの歌詞のとおり
Quero Viver(生きたい)
Querio Sambar(サンバを踊りたい(踊れないけど))
Quero cantar(歌いたい)
até morrer!!!(死ぬまで!!!)
です。
お客様、薫マスター、共演者のお三方に感謝。
元気に歌えた、そのことに感謝。

このメンバーでのライブ、次回は11月18日(土)でございます。是非是非ご予定くださいませ。

さて、ライブの翌日、3期+夏期講習を受講した後1期お休みした「Casa de Choro(リオ・デ・ジャネイロにある音楽学校)」のオンライン講座に復帰いたしました。アメリア先生が「戻ってきてくれて嬉しい」と言ってくださって有頂天になってしまいました。
毎週3,4日(その間にライブなどが入ると大変厳しい状況に・・・)で課題曲1曲を仕上げて先生や皆さんの前で歌う、という超ハードなカリキュラム。本当に「訓練」という表現がぴったり。でもその訓練の中で、自分が弱い部分がくっきりと見えてきます。受講中はただただ「追われている」という感じなのですが、稔りの時が来る、と信じて頑張りたいです。

お客様が沢山写真を撮ってくださいました。
アルバムは後日アップいたします。

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投稿者: : 2023/08/08 投稿先 ライブ報告

 

馬酔木咲く野の 日のひかり

Mクアトロで開催された谷けい子ボーカルスタジオK’zのライブ「Sing Swing Sing XXXII」にご来場くださった皆様、ありがとうございました。第32回。コロナで開催できず5年ぶりの開催となり、席が足りなくなるほどたくさんのお客様にお越しいただきました。

今回わたしくしはソロ曲で
Undecided
Spring Can Really Hang You Up The Most
Spain
の3曲、バックコーラスで
Something Stupid
What A Wonderful World
を歌わせていただきました。
あれこれ反省点はありますが、安次嶺悟さんの美しいピアノと、神田芳郎さんの神ベースのサポートを得て楽しく歌わせていただきました。

Sing Swing Sing ライブがまだスタートしていなかったとき、六甲にあった「甲陽音楽院」ボーカル科の発表会で初めて人前で歌った曲は「Lover Man」だったこと、バブル経済華やかなころ、爆発した「ソバージユヘア」でJUNKO SHIMADAの黒いピチピチボディコンドレスだったこと、とんでもなくひどい歌唱でしたが自分では「結構イケてる」と思っていたこと、などなど、スタート地点からの様々な思いでがわあっと頭の中を駆け巡り、酔ったようになりながら歌っておりました。
恥ずかしいことばかり思い出してしまうのですが、それでも一緒に歌を続けてきた仲間や、導いてくれた沢山の方が(その場におられない方も含めて)すぐ横に一緒いてくれるような安心感にも包まれていました。

突然サラ・ヴォーンになることはなくても、昨日までやってきたことはきっとできる、そういう自信を少しずつ少しずつ積み重ねてこられたことに本当に心から感謝しています。
そして、これからも、積み重ねる量が減ろうとも、スピードが落ちようとも、後で振り返った時に「通過点」として胸を張れるといいな、と思います。

さあ、また次に向けて頑張ります。

ちょこっとSpain聴いてください
 
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投稿者: : 2023/08/02 投稿先 ライブ報告