Mクアトロでのライブに来てくださった皆様、ありがとうございました。消毒、扉を開けての換気、お席はひとつづつ間を空けて・・・と準備してくださったかつみママも、ありがとうございました。
少し発表される感染確認の数値が上がってきて、また・・・という重苦しい空気のなか、お運びくださったお客様には本当に感謝しかありません。
大野こうじさんのギターとフルート、錦織賢治さんの7弦ギターとカヴァコ、年に数回この編成で歌わせていただく機会は本当に貴重で、楽しくて。ついつい張り切りすぎて力が入りすぎて、あちこち「やりすぎて破綻」した感がありますが、楽園にいるような高揚感で楽しく歌わせていただきました。
大野さんと錦織さんのギターの掛け合いも、スリリングで楽しくて、なんかこう、「爆発」している感。聴いていてただただ幸せでした。
ここからちょっと発声の話です。
遠い遠い昔、あるオーディションを兼ねたセッションで、関西ジャズ界の重鎮(金管楽器奏者)の方から「発声からやり直した方がよい」と言われたときから、私の発声の旅が始まりました。
発声に関する過去のあれこれはこちら
https://luckynobee.com/2006/03/18/%e6%ad%8c%e6%89%8b%e3%81%9f%e3%81%a1/
ここ数年発声に関してある悩みがあり、上記以外にもいろんな人に相談していろんな訓練を試しておりましたがなかなか克服できず。
それで、最近また新しい発声の先生のところに通うようになったのです。私のニーズ(こうなりたい、こんな発声がしたい)を丁寧に聞いて下さり、本当にそこに集中した指導をしてくださいました。なんでしょうね、過去の先生たちと比較して、特異なことをするわけではないのです。それなのに、「克服しつつある」の実感が確実に・・・・。
山崎先生はわたしの恩人。
https://www.facebook.com/jun.yamasaki.music
子供のころ音楽室にバッハやベートーベンの肖像画がずらっと並んでしました。それと同じように、私の中の音楽室には、自分をここまで導いてくれた師がずらっと並んでいます。山崎先生もすでにそこに並んでおります。
本当に自分の発声に変化を感じています。ただ、まだ安定しない部分がたくさんあり、今回のライブでも、おそらく今までの発声のほうが、結果としては安定した歌唱であったのでは???と思う部分もあるのですが、上記リンクにもある最初についたボイスの師匠の言「自分の持っているものを一度捨てなければ次はない」を信じて、精進しようと思います。