Uncle JamでのCarlos Ortegaライブで、ゲストとして歌わせていただきました。聴いてくださった皆様、ありがとうございます。
ラテンの師匠でもあるCarlos、アルゼンチンの人なので母国語はスペイン語です。
その彼がスペイン語でタンゴやフォルクローレを唄うと、「ああ、やっぱり母国語で唄っているという感じがするな・・・」とこちらは歌詞はわからないわけですが、「うたごころ」強烈にが伝わってきます。
4年ほど住んでいたというブラジルの歌をポルトガル語で唄うのを聴いてもやっぱり伝わってきます。
前回、わたしと鍵盤ハーモニカのA子さんのわがままを聞いてもらって、武満徹の「ちいさな空」のギターをお願いしたのですが、なんと、今回は日本語で唄ってくれました。
またそれが・・・。鳥肌がぞわーっと立つほどに歌詞が伝わってくるんです。もう一曲「黄昏のビギン」も歌ってくれたのですが、こちらも思わず涙が溢れそうでした。
たまたまお客様でこの曲が大好き、とおっしゃるかたがいて、感激しておられました。
Carlosは日本語もかなり堪能ではありますが、日本語の細かいニュアンス、あるいは少し古い言い回しは完全には理解し切れないであろうと思いますし、当たり前ですが歌詞カードはローマ字です。
でも、このクオリティ・・・。
母国語でない歌を主に唄っていることについて、常々多少逡巡しているわけですが、一つのヒントを得たような、そんな気がしたライブでした。
尊敬するCarlosのギターと、やはりCarlosの音楽に惚れ込んでいるOliverの繊細なオブリガートに包まれて唄うのは至福でございました。
Águas de março と Preciso Me Encontrar と
Chan Chan と 小さな空 を唄わせていただきました。
小さな空は後半カルロスとのオクターブユニゾンです