岐阜から帰ってきました。
昨日の夕方岐阜に着き、夕食に向かったのは柳ヶ瀬にある「なまずや」という川魚専門店。
むかし、祖父母が柳ヶ瀬に程近いところで、おもちゃの問屋を営んでおりまして、夏休みなどによく遊びに来ていました。で、特にすることがないものだから、用もないのに柳ヶ瀬をぶらぶらしたものです。柳ヶ瀬って?ええと、美川憲一さんの柳ヶ瀬ブルースの柳ヶ瀬です。商店街であり、歓楽街であり、関西なら三宮のセンター街といったところかな?
小学生のころは、本当ににぎやかでした。呉服屋さんも、洋品店も、薬屋さんも、食べ物屋さんも、映画館も、お客さんであふれていて活気がありました。百貨店も2店舗ありましたし。道路をひとつ外れると、怪しげな店も!?あれ、キャバレーだったのかなあ?お店の入り口の上にネオンサインで、おでこの広いムームーのお姉ちゃんがウインクしている「ハワイ」っていう店。それがあっちこっちにあったような気がする。(夏休みの小学生に、まあ、なんという環境でしょ)。
「なまずや」さんには、小学校3年生のときに初めて連れて行かれました。当時ウナギも鮎も食べられなかったわたしは、炊き込みご飯と焼き鳥を食べました。(しかも焼き鳥は他店からの持込)
その後、1回か2回行ったはずなのですが、あまり覚えていません。一番最後に行ったのは10年ほど前。祖母の1周忌のとき。このときはもうすっかり川魚好きになっていましたので、また行きたい!と思っていました。
けれど、今回久しぶりに柳ヶ瀬に足を踏み入れてみると・・・・。ショック。シャッターの閉まった店の多いこと。土曜の夕方だというのに人影もまばら。「なまずやさん、なくなっているかもしれないね。」と心配していましたが、ありました。元気に営業していました。
うざくも、山菜てんぷらも、鮎の塩焼きも美味でございました。値段から考えても、養殖だとは思いますが、とても丁寧に、心を込めて調理していることが、ちゃんと伝わってくる味でした。
てんぷらはどちらかと苦手なのだけど、サクサクでぱくぱく食べてしまいました。
宿泊したのは、金華山のふもと、長良川を見下ろすホテル。朝、外をみると鮎釣りをしている人が大勢・・・。とても心和む風景でした。
今日は朝からお墓参り、親戚との会食、叔父の家での法要というスケジュールで、結構FULL。ちょっとくたびれたかな?
信仰心は全くないわたしですが、法要にかこつけて、たまに岐阜を訪れて、母と水入らずで呑んだりする機会を、祖父母が用意してくれているのかな・・・なんてお経を聞きながら、つらつらと考えておりました。
合掌
なまずやさん、頑張れ。10年後にも営業していてね。