昨日はLuiz先生のレッスン。いま、テキストというか自分の自習教材として、NHK出版の「ブラジルポルトガル語入門」というCDつきの本を使っています。20年ぐらい前には、NHKのテレビ・ラジオでポルトガル語あったのになあ・・・。今はロシア語、フランス語、スペイン語、ハングル、もちろん英語・・これだけじゃないかしらん?こんなにたくさんのブラジルの人が住んでいる国なのに、どうなの?それ?
で、Luiz先生曰く、そのテキストは大変よいのだけれど、スキットの内容が、「日本のドラマにポルトガル語の字幕をつけた」ように思えてしまう。とのこと。つまり描かれているSituationが、ブラジルの日常生活とかけ離れている・・・と。なるほどねえ・・・・。そこからは脱線して文化の話。これがまた勉強になります。
話題は、挨拶の仕方から、歴史まで多岐にわたりますが、昨日特に印象に残った話は、在日日系ブラジル人の子供たちの話です。
Luiz先生は日本でポルトガル語を教え始めたときは、ブラジル人の子供にポルトガル語を教えることに情熱をもっていたのだとか。小さいときに日本に来た、あるいは日本で生まれた子供たちへの教育は、どうしても日本語に重きをおかれて、「ポルトガル語なんか要らない」という意見もあるそうです。
日本では、どんなにら日本語が堪能になってもその子供たちはどこまでも「外国人」でしかない。自分のルーツの国に帰っても、言葉がわからない。これは大きな問題だと、Luiz先生は熱く語ります。けれど、実際には親も、外国人をサポートする団体なども、その必要性をなかなかわかってくれない・・と嘆いていました。
とても難しい問題ですね。ブラジルに住む日系人の社会でも、日本語を全く捨てた人たちと、日本文化も日本語もかたくななまでに守っている人たちと、はっきり2グループに分かれるのだそうでう。どちらがよいのかよくわかりません。グローバル化と伝統を守ること、どうやってバランスをとっていくのでしょうか?
と、堅い話をした後は、練習中のソングライターDjavanの「Flor de Liz」の発音を見てもらいました。
たっぷり2時間。先生、サービスしすぎです。
何のつてもなく、インターネットで探した先生だったので、どんな人か、はじめ不安でした。
やっぱりわたしはLuckyだな・・・。
ありがたや・・・・合掌
明日はCarlosのレッスン&JK茨木のダブルヘッダー。
ご縁に感謝して、頑張ります。