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日別アーカイブ: 2026/03/06

見つけた!やっと!ギター曲のお話

母は10代のころ少しクラシックギターを習ったことがあり、その時のものかどうかわかりませんが、家には古いギターがありました。映画音楽などが載っているギターの楽譜も2冊ほどあり、夕飯の後などに時々母にねだって弾いてもらっていました。楽譜には難易度表す★マークが題名の横に書いてあり、★1つが一番簡単で4つぐらいまであったでしょうか。母は「★1つなら何とか弾ける」レベルだったので★一つの「峠の我が家」と「太陽がいっぱい」だったか「鉄道員」だったか、リクエストできる曲はごくごく限られていたのですが、1曲だけ楽譜もないのにそらで弾ける曲がありました。楽しげなその曲が大好きで、母も題名を忘れてしまっており、出だしの部分「チャッチャカチャッチャカ」というのをまるで題名のように「ねえねえ、”チャッチャカチャッチャカ”弾いてよ」とよくリクエストしていました。

その古いギター、もう縁のところが割れていて、関西に越してきてからは母もいろいろな面で余裕がなくなって押し入れの奥にほったらかしになっていましたが、その後小学校の教科内部活で「フォークソングクラブ」に入ってから、何か月も泣いてねだってモーリスのフォークギターを買ってもらった中学2年生までは私が愛用しました。
フォークソングはコード弾きでしたがピアノをやっていて譜面は読めたので母の古い楽譜とNHKの「ギターを弾こう」のおかげで私も★ひとつの「峠の我が家」は何とか弾けるようになり、「ああ、”チャッチャカチャッチャカ”弾けたらいいなあ」と思っておりましたが、そのころ母に尋ねても「そんな曲弾いてた?覚えてないわ」とつれない返事。

私はその曲はヨーロッパの曲に違いない、と思い込んでおり、その上なぜか「紡ぎ歌」もしくは「糸紡ぎ」という題名だといつの間にか勘違いして記憶していて、大人になってインターネットで随分その曲を探したのですが。全く見つからず。口で歌って曲を探すアプリまでわざわざインストールして探すもだめ。

昨日実家の母を訪ねると家にガットギターが置いてあります。母のお友達が2台あるから、と貸してくださったとのこと。「ドレミだけは思い出した」という母に「あの曲」のことを聞くと「ああ、あれは日本人の曲だよ。少女を描きたる、だったかな」と。

改めて検索して、やっと見つけました。頭の中、記憶の中以外で聴くのは多分50ウン年ぶり。あまりの嬉しさに大声で「やったあああああ」と叫んでしまいました。

「少女を画きたる」作品72(1942年)
武井守成 (1890-1949) 作曲

いやあ、いい時代ですねえ・・・。こんな楽しい曲なのに涙がでちゃうのは思い出と曲がリンクしているからですね。
今はブラジル音楽やジャズを歌っている私ですが、幼いころから聴いてきたすべての素敵な曲があってこその今なのだな、と温かい気持ちになりました。

 
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投稿者: : 2026/03/06 投稿先 唄との出会い