12月21日(日)は恒例のK’zクリスマスパーティでした。毎年師匠からテーマが指定されるのですが、今年のテーマは「昭和歌謡」。昭和って63年もあったんですよね。流行歌も星の如く、なかなか選曲できませんでした。ジャズばかり聴くようになるまでは歌謡番組は大体チェックしておりましたし、ビアハウスで歌っていたころに覚えた自分が生まれる前の歌謡曲も大好き。というのもビアハウスでご一緒していたアコーディオニストさんが、まだアコーディオン1本での伴奏だったころの「NHKのど自慢」で弾いていらした方で(横森良造さんではありません)、お客様が喜ばれることもあって、いわゆるビアソングとかドイツの曲だけでなくて昭和歌謡も歌ってOKだったのです。
そのころよく歌った昭和歌謡は・・・
山小屋の灯
銀座カンカン娘
あざみの歌 などなど
今聞いてもよい歌だな、と思いますね。
悩みに悩んで、マニアックな曲を持って行っては師匠に「聴いたことない」と言われ・・・結局さだまさしの「道化師のソネット」を歌いました。中学生の多感な時期に聴いては涙した曲でした。
僕らは別々の山を それぞれの高さ目指して
息もつかずに登ってゆく 山びと達のようだね
君のその小さな腕に 支えきれない程の哀しみを
せめて笑顔が救うのなら 僕は道化師になろう
いやあ、こみ上げるものがありまして、出だし言葉が出てきませんでした。
聴いていた方は「うちの、歌詞忘れよった」と思われたようで、悔しいことでした。
そしてもう1曲、クリスマスソングは何年か前に歌った「Grown up Christmas List」を歌わせていただきました。確か前回これを歌ったのはロシアのウクライナ侵攻が始まった年でした。(2年前)
その時もこちらに綴りましたが、
No more lives torn apart
That wars would never start
And time would heal all hearts
Every man would have a friend
That right would always win
And love would never end
こんなことをお願いしなくてよい世の中になってほしいものです。
持ちよりのお料理も絶品の楽しいクリスマスパーティでした。
皆さん、来年も一緒に歌いましょうね!!!
そしてそして、昨日12月26日はラテンの師匠Carlos Ortegaとのデュオライブでした。
来てくださった皆様、本当にありがとうございました。今回、11月に出演させていただいた越木岩会館でのボサノバコンサートで聴いてくださった、というご夫婦が来てくださって、大感激でした。
Carlosは自身素晴らしいシンガーでもありますので、どうしてもキーが合わない、ということがなければ交互に歌ったりハモったりするのですが、ここまでどっちが歌う、とか決めていても本番で入れ替わっちゃったり、感情入りすぎて、相手が歌うところも歌っちゃったり、歌う予定でないところで「Nobee!」と振られたり・・・と言ったハプニングが満載です。Carlos、お人柄は誠実そのもので、ラテン系とは思えない(ラテン系ってどんなん?というところが既に固定観念ですが)んですが、こと音楽に関しては自由奔放。そして熱い。隣で歌っていてもあふれ出る感情に圧倒されています。
今回、鍵盤ハーモニカ多め、スペイン語を話されるお客様が多い、ということでスペイン語多めで緊張が倍増でした。
ということで2025年、楽しく歌い納めました。
1年間、元気に歌えたこと、音楽を通して新しい出会いもたくさんあったこと、聴いてくださったすべての方、場を提供してくださる方、尊敬してやまない谷師匠、カルロス、ボイスの師匠、すべてに感謝して新しい年を迎えたいと思います。






