Mクアトロで開催された谷けい子ボーカルスタジオK’zのライブ「Sing Swing Sing XXXII」にご来場くださった皆様、ありがとうございました。第32回。コロナで開催できず5年ぶりの開催となり、席が足りなくなるほどたくさんのお客様にお越しいただきました。
今回わたしくしはソロ曲で
Undecided
Spring Can Really Hang You Up The Most
Spain
の3曲、バックコーラスで
Something Stupid
What A Wonderful World
を歌わせていただきました。
あれこれ反省点はありますが、安次嶺悟さんの美しいピアノと、神田芳郎さんの神ベースのサポートを得て楽しく歌わせていただきました。
Sing Swing Sing ライブがまだスタートしていなかったとき、六甲にあった「甲陽音楽院」ボーカル科の発表会で初めて人前で歌った曲は「Lover Man」だったこと、バブル経済華やかなころ、爆発した「ソバージユヘア」でJUNKO SHIMADAの黒いピチピチボディコンドレスだったこと、とんでもなくひどい歌唱でしたが自分では「結構イケてる」と思っていたこと、などなど、スタート地点からの様々な思いでがわあっと頭の中を駆け巡り、酔ったようになりながら歌っておりました。
恥ずかしいことばかり思い出してしまうのですが、それでも一緒に歌を続けてきた仲間や、導いてくれた沢山の方が(その場におられない方も含めて)すぐ横に一緒いてくれるような安心感にも包まれていました。
突然サラ・ヴォーンになることはなくても、昨日までやってきたことはきっとできる、そういう自信を少しずつ少しずつ積み重ねてこられたことに本当に心から感謝しています。
そして、これからも、積み重ねる量が減ろうとも、スピードが落ちようとも、後で振り返った時に「通過点」として胸を張れるといいな、と思います。
さあ、また次に向けて頑張ります。

