高槻ジャズストリート初日の3日は、最高のお天気となりました。
お昼ごろから電車ででかけたのです。電車に揺られながら、会場をチェック。あら、随分中心地から離れているんだなあ・・・お客さん来てくれるかしら・・・・?
ふと横を見ると、男性2名が、ジャズストのパンフレットを見ています、どこへ行こうか相談している様子・・・。”Piamatarで唄うので見にきてください”、って言いたい、あーでも恥ずかしい。でも言いたい・・・なんて言えばいいんだろう? 頭の中はぐるぐる状態。上手く言えそうにないので、まずメモを書きました。14:00~、会場Piamatar、ラ・フェスタ。
はい、大きく息を吸い込んでー、
「あ、あのお・・・・」
「は?」(怪訝な表情)
「ジャズスト見に行かれるんですか?」
「あ、はい」(不審な表情)
「あの・・・ラフェスタっていうバンドで唄うので、よかったらいらして下さい」
メモを押し付けるように渡してしまいました。
倒れるのではないか、と思うほどの緊張。
一応、パンフレットでチェックしてくださるお二人。
「ボサノバですか?」
「はい、ボサノバとかサンバとか、ブラジルの音楽が中心です、もし興味があったら・・・」
「あ、はいはい。」
そこで、もっと気の利いたことを言いたかったのですが、もうホントに緊張して、あとは前をむいたまま・・・。
それでも、高槻に着いたときに「頑張ってください」、と言ってもらえたので、とてもうれしくなりました。
会場まで歩きながら、「うん、よくやった。えらい、えらい」と、自分を褒めていました。
営業、というか、売り込み、というか、苦手なのです。そんなことは誰だって当たり前で、みなさんそこを頑張ってPRされているのだとおもうのですが、自信がないのでしょうかねー?
本当にあかんたれやわー。ビアレストランでも、フロアの子たちに「いっつも、申し訳なさそうに唄っている」なんてサイテーなこと言われていたっけ。
今回のように電車内で見ず知らずの人に声をかけるなんて、生まれてはじめてのチャレンジ、
「ナンパするって、あんな感じかなー?うふふ、初ナンバ

!なんちゃって・・・・」などと思考があらぬ方向へ・・・。
さてさて、蓋を開けてみれば、Piamatar、満員のお客様となりました。お店の雰囲気もとてもいいですし、Tommyさんのトロンポーンですし・・・。心配いらなかったみたい。
しかも、
電車のお二人、来てくれたんですよー!
感激でした。
本番は、意外にも(?)アガってしまい、(満員だから?なんでやねん?)わたしとしては、かなり不本意な歌唱。焦っているうちにあっという間に終わってしまいました。
せっかく久しぶりにTommyさんとご一緒できたのに、充分に楽しむことが出来なかったのが心残りですし、なによりもお客様に申し訳ないことです。
自分の出番の後、芸術劇場のレセプションホールへ行って、ボンビ柿本さん(Vo)と星野正生さん(P)のデュオを聴いて、ますます反省しました。
ボンビさんの唄、すばらしかったです。「唄い手は斯くあるべき」、という姿を体現なさっていました。つややかな声、気負いのない、それでいて確かなテクニック、押し付けがましくなくて、逆に聴いているこちらが、すうっと、唄の世界に引き込まれてしまう。「上手いね」とか「声がいいね」とか、そういうレベルの話ではない、聴衆が、ボンビさんの唄の世界に溶けてしまっている・・・。
ラストの「Send in the Clowns」は、好きな唄だけに感泣ものでした。思わず合掌してしまうほど、聴けたことがありがたい、そんなステージでした。唄い手の大先輩から、テクニックを学ばせてもらうのはもちろんのこと、方向性、と言うのでしょうか、ちょっと矯正していただいた・・・ような気がしました。
あれやこれや、反省しつつ帰宅したら、もうヘロヘロ。
お風呂に入ったらもう、ねむねむさんでした。
課題山積。思い知らされた一日でした。
また今日から精進いたします。
来てくださった皆様、本当にありがとうございました。
それから、お店の方、ボランティアの皆様、あれだけのイベントを支える力には、本当に頭が下がります。
ありがとうございました。
頭丸めなあかんな、わたし。
頭丸めてもなんにもならんしなー。
いらんこと考えてる暇あったら、努力せい!(天の声)
はい、合掌。
次は、9日(金)土佐堀カルチェラタンです。
来てね。