Uncle Jamでの池田定男さんとのデュオライブにお越しくださった皆様、ありがとうございました。その日は3年ぶりに開催される淀川花火大会の日。十三からお越しの我が師匠は、「駅が凄い人で、入ることさえなかなかできなかった」と。多い年には60万人もの人出になるという大きなイベント。3年ぶりということもあって、みなさんそれぞれいろいろな思いを馳せながら花火を楽しまれたことと思います。
淀川に負けじ!というのでもありませんが、ライブもにぎやかに、楽しくお送りすることができました。
UncleJamさんは、音響のよさももちろんですが、行くたびに様々な工夫が凝らされていて、今回は照明器具が増えていました。曲によってマスターが色合いを変えてくださる照明が美しく舞台に映えた、と皆さんおっしゃって下さいました。
とくに狙って選曲したわけではないのですが、今回、会場にも足を運んでくれた長年の師匠が十八番にしていた曲を、ライブの最後のほうで2曲続けて歌いました。全く意識にはなくて、曲紹介しよう!と(MCで言うことはその場で考えることも多く)いう段になって、「ひやー!これ師匠の十八番やん!緊張するう・・」と背中に汗がジトっと・・・・・・。
でも、その昔まだ歌を習い始めの頃、ライブハウスで師匠が歌ったその歌は、MCのセリフも、衣装も、すべて記憶に鮮やかに残っています。その空間は、1本の一人芝居を見るようで、「ああ・・・なんて素敵なんだろう、こういう世界を作れるようになるにはどうしたらいいんだろう・・・」と、ただただ憧れて観て、聴いておりました。
あれからウン十年。師匠のように、曲の世界を表現するにはまだまだ修行が足りないと痛感いたしました。歌いながら「ああ、ここ失敗した」とか「うーん、次の音運びはどうしようか」みたいなこと(ぼやっと意識の下の方ではありますが)考えているようではホント、まだまだですね。
それでもその「ウン十年前の憧れがずっと消えない」というところで、まだまだ自分は音楽の神様とともにある、と信じて精進しようと思います。














