継続は力なり、よりちょっとポエティック・・・。
COVid-19の影響でたくさんの催しが中止になったり、学校が休校になったりしています。重症化しやすい疾患のある方や、高齢者の方が感染しないように最大限の配慮は必要だと思いますが、過度に神経質になってしまうと集団パニックになりかねません。
こちらのインタビューで国際医療福祉大学の国際医療協力部長で、医学部公衆衛生学教授の和田耕治先生の言っておられる「恐る恐る日常を続ける」ということが大事だなあ、と感じています。
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-wada-2
スキーを楽しんでいる様子をインスタにあげた神田うのさんが叩かれているとか・・・なんでそうなるんでしょうか? 「この非常時に!」というのは震災の時にもよく聞かれましたが、可能な人はできるだけ普通に生活しないと経済が停滞してしまいます。
いずれにしろ、少しでも早く沈静化することを願ってやみません。
閑話休題
先日、82歳になる母のハーモニカの発表会に行ってきました。10代のころギターを少しかじったとはいえ、長年手仕事をしてきて、音楽には縁のなかった母が、突然ハーモニカを始めたときはびっくりいたしました。ちょうど10年になります。(そうそう、「歌」の話になると、母は昔から「わたしは声が低いから(悪いからというときも)だめやわ」と言ってまして、「歌は声の高い低いじゃないよ」という会話を100回はしたと思います。)初舞台の様子はこちら
https://luckynobee.com/2010/10/03/oppidom/
本人にはまあオブラートに包んで言ったつもりですが、この時は「ハーモニカの音が鳴っている」だけでしたね。およそ音楽とはいえないものでした。あまり覚えていないのですがその時私が、落ち込む母に「ここでやめたらおしまい」と言ったらしいんです。上手くなりたかったら「やめない」、あたりまえですよね。別にハーモニカ上手くならなくても生きるのに支障はありませんからやめたっていいのですが。
で、母はやめませんでした。少しづつ、少しづつ、上手く、というよりも「音楽を奏でるということ」について知らず知らずのうちに学んでいったのだと思います。
そして、年齢のこともあり、本人曰く「発表会に出るのは最後かなあ・・」の今回、美空ひばりさんの「乱れ髪」を情感たっぷりに歌い上げたのでありました。
アドリブ(書いてあるのでアドリブではありませんが、変奏部分)はたくさん間違っていたようですが、テーマのアウフタクトがきっちり感じられていましたし、ちょっと伸び縮みしてしまったところさえrit.掛かってる!と思わせるものでした。実際は、意図的ではないんで、これがカラオケだったらここで曲は崩壊してしまうのですが、そこは井上善日居さんのギターがすっと寄り添って下さり、まったく自然に聞こえておりました。
思わず涙。いくつからでも進歩はできるんだなあ・・・。
まだまだ、わたしも進歩できるはず、頑張っていこう!と思わせてくれた母に感謝です。

82歳の雄姿に拍手!!!!!
母の師匠、木谷悦子さんのHPはこちら
http://woodvalley.main.jp/index.html