Mクアトロでの 「Uma Noite de Mùsicas Brasileiras 」に来てくださった皆様、ありがとうございました。錦織賢治さんの7弦ギターとカヴァコ、大野こうじさんのギターとフルート、という幸せすぎるメンバーでお送りいたしました。今回、何曲かの新曲、なかでも先日ビルボード大阪での感激のコンサートの記憶も新しいGuingaのヴォカリーズ曲にも挑戦させていただきました。ヴォカリーズといえば、声楽に夢中だったころ、ラフマニノフのヴォカリーズが大好きでよく練習していました。書かれた音符をきちんと歌いつつ「自分の歌」にする難しさ、クラッシック音楽にはポピュラー音楽とはまた違った楽しみがある、と思っています。今でも大好きな一曲。オーケストラでどうぞ。
また、新曲だけでなく、今回は何度も歌ってきた曲のリズム再考・・・というかサンバのリズムをバッキングだけに頼るのではなく、歌でもきちんと感じさせることができるように、ということを特に意識していました。でもすぐに甘くなってしまったり、リズム出そうとするあまりメロディがぶつっと切れてしまったり、ギターやカヴァコの刻みと合わなかったり、少しトリッキーに刻まれると見失いそうになったり、ああ・・・道は果てなく・・・・と改めて感じました。
でも楽器と声のリズムがピタッと合って、いわゆる「グルーブ」が生まれるときの快感はもう、とてつもないものがあります。もっとそれを感じることができるよう、聴いてくださる皆様にも感じていただけるよう、精進したいと思います。
でも、それでも、やっぱり最高に楽しいライブでした。
お客様に、お店に、共演者に感謝です。
本日のお品書き