Águas de Março 歌詞の意味からすれば夏の終わり(ブラジルは日本とは季節が反対ですからね。)に降る大雨のことを歌っているので、「3月の雨」が正しいのかもしれません。でも私は、日本語の響きの美しさと、最初に出会ったときの邦題が「水」であったことと、歌詞の中の「雨」が現在まさに降っているのではなく、大雨に流された小枝や、石や、ガラス片や・・そういうものを見ながら歩いている情景は「大水の後」だとも思うので、「三月の水」とご紹介しています。
さてさて、3月1日はホテルヒューイットで催されたとあるパーティにギターの市川強さんとデュオで出演させていただきました。聴いてくださった皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。ライブハウスとはまた違った改まった雰囲気に少々緊張いたしました。宴会でのパーティというとわりと座が乱れてしまって、ほとんど誰も聴いていない、ということも多々あるのですが、今回のお客様は、皆様とっても熱心に耳を傾けてくださって、嬉しかったです。本当に楽しく歌わせていただきました。
普段からMCで噛んでばかりいるので、改まった席は特に緊張いたします。MCはいつまでたっても難しいものです。(いえ、歌うほうは簡単、という意味ではないですが、やっぱり「お話する」ということにもちゃんとした技術がいるよなあ・・・と常日頃から思っています。大事なコンペなんかで上手にプレゼンできる人ってすごいですよねー。まあ、歌い手のMCがアナウンサーみたいに流暢だとそれはそれで不自然なのかもしれませんが、少なくとも詰まってしまったり後で考えたら全然伝わらない独りよがりの話になってしまったり、は避けたいものだ、と思います。)
なかなか普段着ることのないロングドレスを着たので自撮りしました。
「白、レフ板代わりにもなっていいね」とはファッション業界の重鎮である小学校時代の同窓生、成羽学先生のご意見です。ええ、今は亡き鈴木その子先生のお教えに従いました。実際はもう少し黄色の入ったクリーム色なのですが、だいぶ白く写ったのが効を奏しています。(なんの「効」かは敢えて記述いたしませんが、まあそういうことです。)
そして3月2日(土)はMクアトロにて、大野こうじさん、錦織賢治さん、という二人のギタリストと一緒にブラジル音楽のライブでした。聴きに来てくださった皆様、本当にありがとうございました。
2日連続でそれぞれ個性のある素晴らしいギタリスト3名と共演させていただけるなんて、わたしは本当に幸せ者でございます。
今回も、Chico Buarque、Edu Lobo、Ary Barroso、Roberto Menescal、などなど(もちろんAntonio Carlos Jobimも)、ブラジルの誇る偉大なソングライターの曲を聴いていただきました。新しい曲を知る度に、新しいソングライターを知る度にブラジル音楽の厚み、深さ、広がりにため息が出ます。まだまだ素敵な曲が星の数ほどあるのだろうな・・・・。素晴らしい歌を沢山ご紹介したい、そしてその歌がストレートに皆さんの心に届くように歌いたい。これからも精進したいと思います。
前出の成羽学先生(私の中では今でも「成羽くん」なのですけれど)とも同じクラスだった女子3名も来てくださいました。
錦織さんは7弦ギターとカヴァコ、大野さんは6弦ギターとフルート、曲によって持ち替えて演奏して下さいました。
うちのはただ歌うだけ。ギタリストのお二人、お疲れ様でした。
歌うだけではナンなので・・・というわけではございませんが・・・。
変な顔!
邪道!とのお声が聞こえてきそうですが、デュエット曲を一人で歌うのにちょっと小道具を使いました。(セサミ・ストリート大好きだったし・・・)
同級生と記念撮影!皆さんありがとう。何十年もの時間を経てこうして笑顔で会うことができるなんて、本当に幸せなことですね。