Uncle Jamでのライブに来てくださった皆様、ありがとうございました。たくさんのお客様が来てくださいました。本当に何年ぶりというお客様もいらして、お元気そうなお姿に安心いたしました。また、最近甲子園口界隈に引っ越してこられた素敵な女性、ジャンルを問わずライブに行くのが大好きということで、2度目のUncleJam、予定表を見て「これに行ってみよう」とうちののライブを選んでくださったとのこと、本当にうれしい限りです。
今回は大好きなRickie Lee Jonesの曲(どちらもRickie Leeのオリジナルではない曲ですが)から、『Ballad Of Sad Young Men』と『Rainbow Sleeves』を歌わせていただきました。Ballad Of……は老いていくことに抗って享楽的に生きる若者を、おそらくもう年齢を重ねる悲哀を実感している側から温かいまなざしで見つめるナンバー、Rainbow Sleevesは傷ついた男性のナンバーですが、どちらもその姿を見つめる側(女性・・とも限らないわけですが)の感じている哀しみや手を差し伸べたい、でも助けることができない無力感のようなものが織り込まれている素晴らしい楽曲だと思っています。
どうしてもしんみり系の曲が多くなりがちなうちののライブでありますが、Mas Que Nadaでは皆さんに鳴り物を鳴らしていただき、「Oba! Oba! Oba! 」のご唱和もいただきました。ライブの後は恒例?Sapoさんのパンデイロ&タンボリン講座や、奄美出身のお客様の「島唄」のお話で盛り上がりました。
「島唄」という言葉自体、もともと奄美の民謡をさすのだそうですね。先日ラジオ第2放送でたまたま奄美の民謡についての番組を聴いていたのです。男女で延々と即興で歌の掛け合いを続ける遊び(競技にちかいかしら?)とかハロウィンよろしく子供たちが家々を島唄を歌いながら夜通し回る行事だとか、ほんとうに豊かな歌文化が息づいているのですね。その方によると今や往復1万円ぐらいで行けるとか。是非訪れて生の島唄に触れてみたいものです。
市川さんの透明な美しいギターの音色、最高の音響、配慮の行き届いた環境、そしてお客様のそれぞれの音楽に寄せる思いに包まれて楽しく歌うことができて、本当に幸せです。
もっといろんな音楽に触れて、その音楽を直接演奏せずとも「音楽のもつ不思議な力」を表現できるようになれるよう頑張りたいと思いました。
お品書きは・・
Sapoさん、いつも写真撮ってくださってありがとうございます。
台風が近づいています。皆様お気をつけください。日曜日のSOEN、開演できるかなあ・・・。