木曜日、金曜日は連続ライブ。木曜日はUncle JamにてCarlos Ortegaライブにゲストとして4曲歌わせていただきました。歌わせていただいたのは、
Retrato Em Branco e Preto
Nação
Choro das Aguas
O bebaso e a Equilibrista
ここのところあれやこれやで(って年がら年じゅう言っているわけですが)、身体的な疲労も相まってふさぎがちだったのですが、Carlosの弾き語りを聴いていると、Choro das Aguasの歌詞のように、澱のように溜まった諸々が流れていくようで、なんだかすっきりした気持ちになりました。
Carlosが最後の方で歌ってくれたQue Nem Jilóの
『Saudade, o meu remédio é cantar』
歌うことがわたしの一番の薬! に思わず涙が出そうに・・・・。
金曜日は高槻JKCafe
激しい雨が降っては小降りに・・を繰り返す嫌なお天気もあってお客様は少な目だったのですが、ライブも終わるころにふらっとおひとりで来られたビジネスマン風の紳士が、帰られるときに「僕、2曲しか聴けなかったのですが、2曲ともとても印象に残りました。曲名を教えてください」と言ってくださって、とっても嬉しかったです。(最後の2曲は『Old Devil Moon』と『It Might As Well Be Spring』でした)わたしが歌った歌で、偶然に新しく歌と出会い、その方が沢山のバージョンを聴いてくださって、そうやって歌が時代時代で歌い継がれる。歌を歌う者としてこれ以上に嬉しいことはないんじゃないかなって思います。
歌手は巫女、見てもらいたいのは、聴いてもらいたいのは「自分」じゃなくて「SONG」。
改めて感じた次第です。