バッキングを作って練習、もいいのですが、その前にもっと細部のチェックと仕上げ・・・に時間を掛けるべき、と今更ながら痛感しています。最近練習にはもっぱらピッチパイプやチューナーを使用していたのですが、やっぱりちょっと和音を確認したかったりすることもあり、小さなキーボードを探しておりました。
思い起こせばずいぶん昔、独り暮らしを始めた時はもちろんピアノもないし、キーボードを買う予算さえなく・・歌の練習はレッスンを録音したカセットテープと音叉と(なんと)中学校の時に教材で買った縦笛でございました。それが今ではネットで音を鳴らしたり、オトネタが簡単に聴けたり・・隔世の感がございますなあ・・・。その後、見かねた母が小さいキーボードを(誕生日のプレゼントと称して)買ってくれたときは、今から思えばしょぼいリズムマシーンがうれしくて飽くことなく弾いていたものです。(そのキーボードもちゃんと保管していることは間違いないのですが、どこか押入れの奥にしまってあるようで、今見当たりません。)
その後愛用したその手のものはこちら
下はヤマハのMU5。20年以上前に購入。キーボードというよりはキーボード付音源モジュールですね。98NOTE時代に、その頃愛用していた『レコンポーザー』というソフトの入力、音源出力用に使っていました。結構な値段だったし、音もそれなりによかったです。単体でももちろ鍵盤で音が出たのですが、いかんせん鍵盤が小さいのと、スピーカーは内蔵していないためスピーカーが必要なこと(ヘッドホン用のジャックはあり)、コンパクトなのはいいのですが重いところ、鍵盤を押してから音が出るまでのタイムラグが気になるところ、などが難点でした。今でも現役で使えますが、インタ―フェイスがMIDI(とMac用の・・・これも今はMac側にはなさそう)のみなので、PC側にMIDIインターフェイス、そしてもちろんMIDIケーブル(MIDIケーブルってそのうち製造されなくなるんでしょうか。)が必要です。
上のCASIO GZ-SもMIDIコントローラーだけど音も出ますよ、という製品。こちらはMIDI OUTしかありません。コンパクトでよかったのですが、こちらはヘッドホンジャックがなくて、ボリュームを最小にしてもかなりの音量が出てしまうところが難点でした。しかも内臓音源はかなりしょぼいです。
で、今回仕入れたのは・・・
え?絵本ですか?って思うでしょ?
この中には・・・
これ、二つ折りになっておりまして開けると・・
こうなっているのです。
いやあ、なかなか良い音ですよ。簡単な楽譜、音色やらリズムやらちょっとお遊びで子どもさんがピアノ(もどき)に触れられるオモチャ絵本なのです。伴奏まで鳴るようになっています。いきなりピアノ買うのはなかな大変ですが、これなら導入としてはかなりいいんじゃないでしょうか?(最初からホンモノでなくちゃだめだ!というご意見もあろうかとは思いますが)
軽いですし、ちょっと持って歩くには重宝しそうです。ただ、折りたたんだときに鍵盤の方はどうしても隙間が空いていますので、丁寧に扱わないと壊れそう。ということで年末休みにはカバーを作ろうかな・・と考えています。
活躍が期待されるニューフェィス2号です。