Mクアトロでのライブに来てくださった皆様、ありがとうございました。
リオ・デ・ジャネイロオリンピックも近い、ということで全編ブラジルものでお送りいたしました。
「星降る夜」とタイトルしたのに生憎の雨。
けれど大雨の予報だったことを考えれば、降ったり止んだりの小雨には感謝しなければいけないですね。
リアルな星は見ることができませんでしたが、Mクアトロでは美しい音の星が沢山降ってきましたよ。
大野さんと野江さん、お二人のギター、大野さんのフルート、本当に光が降ってくるようで、身を任せるだけで歌の世界に連れて行ってもらえるような気がしました。(ええ・・・っとですね。年代限定の話になりますが、アニメの「フランダースの犬」をご覧になった方は、ラストでネロとパトラッシュが召されるシーンを想像していただくとわかりやすいかと存じますです。はい。)
そんな幸せに包まれて歌わせていただきました。
ただ、前回同様、リハの時間が足りなくなって寸法などの打ち合わせ不足や、私が迷子になって出とちったり、迷子を捜して、皆で迷子になったり、などのハプニングがあり(ブラジルものは寸法が変則的なものが多いのです。例えるなら、ジャズスタンダードは京都市内のように道路の東西南北がはっきりしているのに対して、ブラジルものは路地の入り組んだ下町、本当に迷子になりやすい)、お聞苦しい点が多々あったことをお詫びいたします。
それに、至福の光に包まれて歌うたびに、自分の歌唱が、その光に十分に呼応できていないことを感じます。できるだけ、その場ではそういうことを忘れてただ身を任せるようにしているつもりですが、もう終わった途端にがっくり落ち込んでいる自分がいます。
でも、それは本番に臨むまで、日々どれだけのことができたか・・・ということなんですよね。
光のような音を奏でるお二人にしてももちろん日々の精進で磨きがかかっていくわけで。
次回はもっともっとお二人の音楽に溶け合うよう、自分でも光を放つことができるよう、努力しよう、と強く思ったライブでした。