朝、ちょっとだけ出勤して仕事済ませて、高槻市役所庁舎内の生涯学習センターへ、「木谷クロマチックハーモニカ教室 ハーモニカ道場2016」に出かけました。6年前に突然〇〇の手習いでハーモニカを始めた母が出る発表会です。
若いころ少しだけギターを習ったという母、長年何か楽器をやってみたいとは思っていたようです。習い始めたものの、なかなか上達しないし、通うのも大変だし、歳いっているといえども何かと用事もあるようで、練習時間もなかなか取れない・・・なんども「辞めようかしら・・」と言うのを「続けていたらきっと上手くなるよ」と励ましつつもう6年かあ・・・。
初めての発表会の時なんて、もう伴奏そっちのけで、そもそも「テンポ」というものがあるのか・・・???聴いているこちらが疲れ果て、(失礼・・でも本当に「ああ、そこそこ!ああ、遅れた!はい、吸って、はいて・・・」みたいに力が入ってしまって)そのときは生伴奏だったのでそれでもピアノの方が合わせてくださっていましたが、カラオケでの出場の時には、完全に伴奏から離れてしまって、伴奏が先に終わってもまだ吹いてます、状態。
https://luckynobee.wordpress.com/2010/10/03/oppidom/
音を間違えても、音色がおかしくなっても、まずはリズムだよ・・・といっても演奏している最中も、後で自分の演奏を聴いてもどうやら「ずれている」ことがわからない様子。うーん、さてどうしたものか・・・。木谷先生もずいぶんご苦労されたのではないかしら。
でも回を重ねるうちにだんだんリズムに乗れるようになってきたようです。
さてさて、今回はどうかな。
出番は、10時から始まる発表会の最初の方だと聞いていました。駅についたのが10時5分。まだ大丈夫かな・・・でもせっかく来たのに、終わっていたら残念だし・・・とタクシー飛ばして会場へ。受付についたら中から「愛の賛歌」が聞こえています。「あれ?愛の賛歌やるって言ってたような・・・」ダッシュで会場へ飛び込みました。
曲はちょうど「頬と頬寄せ、燃える口づけ・・・」のところ。
前にお手本のCDと、練習中の母のハモニカを聴いていたのですが、ここ、tempo rubato(いや、カラオケなのでサイズは決まっているのですが、伴奏がノーリズムになって、「語り」のように演奏する)になっていて、「ここが上手くできない」と前日になっても電話で母が言っていた部分。「そりゃ、元のテンポが感じられないうちにルバートなんて100年早いんじゃないのー」なんて、意地悪言ったりしていたのです。
いやあ。。。歌ってましたねえ・・・・。ルバートからin tempoに入るところもばっちり。(そのあと若干危ういところがありましたが。)
ぼろぼろっと涙出ちゃいました。本当によく頑張ったねえ。
「使用後」「使用前」みたいに6年間の音源と並べて皆さんにお聴かせしたいぐらいです。
始める年齢にかかわらず、また、いくつになっても、少しずつでも努力を続けていれば、進歩できる、ということを見せていただきました。「継続は力なり」小学校の時の恩師がいつも言っていた言葉。当たり前だけれど忘れがちな言葉が改めて胸に沁みました。
もちろん続け方にもよるわけで、根気よく教えてくださっている木谷悦子先生の力に拠るところも大きいわけです。
好きな曲を、思い切り気持ちよく演奏できるようになるまで、頑張れ!
それにしても、毎回思いますが、クロマチックハーモニカの音、いいですねえ。1部のみ聴かせていただきましたが、みなさん心から音楽を楽しんでおられる姿に本当に毎回ですが、心打たれました。