「暗いはしけ Barco Negro」という歌が大好きだ、というお話を致しました。
げ!なんと6年も前だ・・・。
その後、音楽通のお知り合いから、Dulce Pontesという、ポルトガルのシンガーを教えていただきました。ファドをベースにポップスや現代音楽の要素なども取り入れている現代のディーバとも言える存在。彼女のCDを聴いたとき、「あれ?これ”暗いはしけ”だけど、歌詞が違う・・・」と気が付いて。題名も「Mãe Preta」と違ってる・・。
調べてみたら、なんと、この曲は、Mãe Preta が原曲でブラジルの曲だったんです。ファド、といえばポルトガルの伝統的な音楽、というイメージですが、ファドが音楽のジャンルとして確立されたのは19世紀、すでに大航海時代は遠い過去、ファド自体がポルトガルによってブラジルへ連れて行かれたアフリカ系の人たちの音楽が逆輸入されたもの、という説もあるのだそうです。
Mãe Preta
https://www.youtube.com/watch?v=5NX32PqN9QY
奴隷の乳母は、自分の子供がお腹を空かせて泣いていても、雇い主の白人の子供にお乳を与える・・・・という悲しい唄です。
Barco Negro
フランス映画「過去を持つ愛情」の超有名シーン。
https://www.youtube.com/watch?v=HgkowHa2jZ4
話変わって・・・。
BSで放映されている(されていた?)『小さな村の物語 イタリア』という番組が大好きで、よく見ていました。イタリアは是非行ってみたい国の一つ。毎回紹介される、小さな村の人々の日常生活が、「知らないのに郷愁をさそう」良質の番組です。そのテーマ曲が、番組の雰囲気ともぴったりで大好きでした。
ORNELLA VANONI – L’APPUNTAMENTO
https://www.youtube.com/watch?v=abYTvIqXzOY
で・・・なんと!!!この曲もブラジルの曲だったことを、つい最近知りました。御大Roberto Carlosの曲だったんですねえ・・。知らんかった。
オリジナルは 『Sentado a beira do caminho』
ゆったり16ビートバージョンは如何?
https://www.youtube.com/watch?v=F_Wm6P9UWH4
ということで、どっちへ行ってもブラジルに行きつく・・・という気がしています。
昔の日本人のお伊勢さん、ローマかサンティアゴかエルサレムか。ブラジルが聖地・・という感じ。
ああ、行きたいなあ・・・・・。