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バイアォンに愛を込めて

20 10月

仕事でいっぱいいっぱいで、予定も詰まっているし、今年はブラジル映画祭は無理だろう・・・とあきらめていました。でも、昨日(最終日)、やっぱり1本だけでも観ておきたい!と思い立ち、シネ・ヌーヴォに出かけました。

今年の音楽映画は2本。「エリス・レジーナ」と「バイアォンに愛を込めて」どちらもドキュメンタリー。どちらも観たかったのですが、のちにDVDを入手できる可能性が高そうな「エリス」は今回パスし(すっごく観たいのだけれど)、「バイアォンに愛を込めて」の方にしました。原題は「O Homem Que Engarrafava Nuvens(雲を瓶詰めにした男)」。Luiz Gonzaga(ルイス・ゴンザーガ)の共作者であったHumberto Teixeira(ウンベルト・テイシェイラ)、偉大な詩人、作曲家であり、弁護士であり、国会議員も務めたという彼の一生をたどりながら、バイアォンの歴史を紐解きます。「バイアォン」とは、ブラジル北西部の民族音楽。素朴な2拍子の舞曲ですが、Forró(フォホー)や、Côco(ココ)と言ったのちの音楽の「元」となるリズムで、映画の中で、ジルベルト・ジルは「「ブラジル音楽には2つの ルーツがある。ひとつはサンバでもうひとつがバイアォンさ」と語り、カエターノ・ヴェローゾは「ブラジル音楽を支える船底のようなもの」と形容していました。

ラテン音楽の師匠であるCarlosは、この地方に4年間暮らし、音楽活動をしていましたので、バイアォンのリズムはオリジナル曲などにも表れ、なんとなくではありますが、「こんな感じ」という漠としたイメージはありましたが、なにせ、本などで見るルイス・ゴンザーガのいでたちが(皮の帽子をかぶって兵隊さんのよう)、どうしても「ブラジル」のイメージとかけ離れているようで、ちょっと色モノのように感じていたのです。

映画で乾燥した北東部の暮らしや、牛追いの暮らしを見て、ちょっと納得した次第です。あれはカイボーイのファッションだったのね。

ジルベルト・ジル、カエターノ・ヴェローゾ(ロンドン亡命中のフィルム、妖しいほどに美しいカエターノさまでした。)、ガル・コスタ、シコ・ヴアルキ、ゼカ・パゴヂーニョ・・・きら星のごとく偉大なシンガーたちが登場してテイシェイラの作品を唄います。なかでも心を打ったのはマリア・ベターニア(この人、カエターノの妹です)が歌った「Asa Branca アザ・ブランカ(白い翼)」、急に寒くなった、と思ったら鳥肌が立っていました。この曲、知らない人はいない、ブラジルの第2の国歌、あるいは民衆の国歌と言われている唄なのだそうです。

マリア姐さんの素晴らしい歌唱も堪能したし、勉強にもなったし、本当に行ってよかったです。

ただ・・・50人も入ればいっぱいの映画館、お客は15人ほど。
上映中がさがさ、ぱりぱり、と初めから終わりまでモノを食っている人が後ろにいて、極めつけは缶ジュースをプシュッと・・。

「飲み食いしながらしか見られんのやったら映画館来るなあ!」

いや、ほんとキレる一歩手前だった。

「どこのおっさんや?おばはんか?」(いや、そういうあんたも立派なおばは・・・)

と終了後に振り返ったら、まあ、見目麗しい妙齢の女性じゃありませんか。空いているものだから隣の席に食べ物飲み物を広げています。仕事帰りに駆けつけ、空腹だったのかもしれませんが。やっぱり映画館で飲食はやめてもらいたいものです。(まあ娯楽映画でポップコーンとコーラはつきものですけどね。)自分がちょっと音に神経質すぎることはわかっているのですが・・・。あのお嬢さんの近くに座ってしまったことだけがunluckyでした。

 
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投稿者: : 2012/10/20 投稿先 あれやこれや

 

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