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NZ釣り旅行 その1 宿泊地にたどりつくまで

02 1月

さてさて、今回のニュージーランドへの旅。目的はもちろん釣りです。9年前にも泊まったTe Anau 湖畔のホリディパーク、前回のソファ付き、テレビ付きのファミリーキャビンは贅沢すぎたので(金額というより、テレビ見ないし)、もっと簡素なスタンダードキャビンを予約しました。ベッド(寝袋などの寝具は持参しました。レンタルも可能)と、テーブル、椅子、小さな冷蔵庫、電気ポットにトースターにヒーター、これだけあれば充分すぎるぐらいです。

もう一度行きたい、と願い続けた場所、けれど、到着までにはいくつもの難関が待ち受けます。オークランド国際空港からクィーンズタウン行き国内線へのトランジットの時間は1時間半。普通の旅行者なら余裕ですが、釣り旅行の場合は、検疫に時間がかかります。テント、釣具などに土や植物がついていないかを入念にチェックされるのです。スムーズに検疫を終えて飛行機に乗れるのか?とっても不安でありました。持参したテントは、実は前回のニュージーランド入国のとき(2007年12月)一旦どこかへ持っていかれて消毒されたのですが、それ以来使っていないのです。つたない英語で一生懸命そのことを訴え、釣り用の靴も充分に洗ってきたと説明して(それでももちろん荷物を解いてのチェックはあります。)・・・無事に乗り換え時間に間に合いました。

やれやれ・・と一息ついたのもつかの間、国内線に搭乗する直前、チケットを改札のような機械にかざしたところで、

ブーッ!

とエラーの音。足止めです。カウンターにいる乗務員の女性が、とても慌てた様子で電話でなにやら話しています。や? まさかダブルブッキングで席がないとか?不安が一気に膨らみます。

”English speakerがなんたらかんたら”と言うのが聞き取れるんですが、なんのことかわかりません。なんのこっちゃ?

「とにかく乗ってください」と言われて、「えー?とにかくって何よ・・・。」と思いつつ機内へ。なんだ、ちゃんとチケットに書いてある席、空いてるじゃん!、と座ろうとしたら、「こちらの方と代わってください」と・・・。いいけどお・・・なんで?
訝りつつ着席。その乗務員が「英語を話すか?」と聞いてきます。「まあ、ちょっとは話しますよ・・・」と返事(もちろん、英語で言いましたよ)しつつ・・・やっぱり何のことなのだか・・・さっぱりです。
結局座ったのが、最前列(もともとの席も最前列でした)の3人席。あれ? 窓際空いてる・・・。

その空いた席に最後に乗り込んできたのは、やはりカウンターで足止めされていた6,7歳の男の子でした。金髪でやせっぽちの可愛い男の子。祖父と思しき男性が一緒にいたのですが、どうやら飛行機に乗るのはその子だけだったようです。

「え、英語しゃべれるかって、この子の世話をよろしくってこと??だって国内線なんだからネイティブがたくさんいるでしょうに!なんでやねん」

なんでやねん、なんでやねん、なんでやねん・・・

心の叫びはこだましておりますが、無情にも飛行機は飛び立ってしまいました。

えっと・・・・どーしよーかしらん?
とりあえず、歳はいくつか、とか、どこへ行くのか、とか、名前はなんていうのか・・・など質問してみるうちの。額に汗。
ぼそ、ぼそ、と答える彼。かなりシャイな性格であるようです。名前はPabro(Pablo ”L”ではないかと思うのですが、綴りを聞いたら”R”って言うんですよね。自信なさそだったけど。とにかくパブロ)

会話はあっという間に途切れてしまいました。ま、別におしゃべりしなくたって、万が一のときに世話すればいいわよね・・・。

でも・・・彼は、わたしが話しかけると下を向いて、ぼそぼそとしか答えないくせに、わたしがパートナーと話したり、他のことをしはじめるとじーっとこちらを観察しているのがわかります。うーん、仲良くしたいんか、したくないんか、

どっちやねん、どっちやねん、どっちやねん・・・

乗務員も何かと話しかけますが、どうも人見知りがきついようです。

ところが・・・棚からリュックサックを降ろしてもらって、中から「Tin Tin」という男の子と犬の絵が描いてある絵本?(パズルとかシールとかクイズなんかが盛り込んである本)を取り出してきたので、「Tin Tin ってなあに?」と聞いたとたん、(得意分野できっかけをつかんだのでしょうね)いきなりの饒舌。Tin Tinという男の子が、snowyという名前の犬と一緒に事件を解決しながら冒険するビデオの話をひとしきり聞かせてくれました。

ああ、よかったわ。打ち解けて。シールを貼るゲームをしたり、登場人物の説明をしてもらったり、と一緒に本をめくっていくと、五目並べならぬ三目並べのページが出てきました。そのページは誰かと遊んだ後のようで、書き込んであります。

こんどはわたしが元気になる番。「おーおー、これならあたしだって知ってるわよ!」
ノートを取り出し、パートナーと3人で三目並べ(途中から四目ならべに)合戦です。パブロは6歳の癖になかなか手ごわく、1戦落としてしまいました。

2時間足らずのフライトはあっという間。最後にはパブロ、しゃべりまくり。 ガムを分け与えてもらったり、わたしとパートナーは桃太郎の家来よろしくすっかりパブロの虜であります。

空港に一緒にいたのはステップファーザーで、自分はオークランドで母親と義理父と義理兄と暮らしていること、クイーンズタウンに住む実父のもとへ休暇を過ごしに行くこと。母親が元夫に会いたがらないため、一人で飛行機に乗っていること、一緒に遊んでいる友達のこと、父親と一緒に一度だけスキーをして岩に激突したこと、などなど、しゃべるしゃべる・・・・。まあ、こちらがなんとか会話が出来る程度の英語力だなんてことは全く斟酌してくれませんし、いきなり友達らしき固有名詞は出てくるし、舌足らずだし、半分ぐらいしかわかりませんでしたが、機嫌よくしゃべっているのをさえぎるわけにも行かず、「ふーん、ふーん、そうなんや!」と相槌を打ち続けていました。

「一緒に飛行機を降りようね」って言いあっていたのに、降りる段になると、乗務員に、「わたしたちが連れていくから先に降りろ」と言われてしまい、すっかり情が移ってしまったうちの、目の端に涙。「元気でね」と肩を叩いて機内でお別れとなりました。写真を撮らせてもらわなかったことが悔やまれます。

降りるときには、乗務員にえらくお礼を言われましたが、結局あの席の移動はなんだったのでしょう?まさか一人旅の少年の横は女性がいい、ということでもないでしょうし、席を替わった男性達は、英語圏の人ではなかったのかもしれません。(いや、でもわたしも全然英語圏ちゃうし・・)結局わからずじまい。

「可愛かったねー」とパートナーと話しつつ、レンタカーを借りて2時間のドライブ。

やっとやっと懐かしいホリデイパークに到着したのでありました。
9年ぶりのTe Anau湖は、変わらぬ美しさ。

スーパーに買出しに行って、最初の夕食はマッスル(ムール貝。こちらのは緑色をしています)のワイン蒸しです

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これがスタンダードキャビン。一泊だいたい3000円から4000円ぐらい。

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中はこんな感じ。とっても清潔です。

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共同キッチン

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夕食のムール貝。キロ当たり4ドル(250円ぐらい)
野菜でも果物でも、とにかく国内産のものはとっても安いのです。
もちろん味は抜群。こんな肉厚、ぷりぷりのムール貝は日本ではあまり売っていません。

さあ、あしたから釣りよ!
続きはまた今度。

 
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投稿者: : 2012/01/02 投稿先 旅行

 

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