16日のMクアトロでのライブ、17日のGreenwichHouseでのライブに来てくださった皆様、ありがとうございました。
ピアノの田村さんとの2回目のデュオ、複数のお客様から、
「楽しそうに唄っていた」
という声をいただきました。
いえ、唄うのは何時だって楽しいんですけれど、確かに苦しげな顔になっているときが多いのは自覚しておりました。
今回は、なんだかとっても楽な気持ちで唄うことが出来たのです。
なぜかというと・・・。
連休中に、前々から興味を持っていた「アレクサンダーテクニーク」のレッスンを受けてきました。
アレクサンダーテくニークとは Wikipedia から引用
引用始め
アレクサンダー・テクニーク(Alexander Technique)とは、心身(すなわち自己)の不必要な自動的な反応に気づき、それをやめていくことを学習する方法。頭-首-背中の関係に注目することに特徴がある。一般には、背中や腰の痛みの原因を改善、事故後のリハビリテーション、呼吸法の改善、楽器演奏法、発声法や演技を妨げる癖の改善などに推奨されることが多い。
引用終わり
初回だからということもあり、1時間あまりのほとんどは、概念についてのお話を聞くだけに終ったのですが、それでも、立ち方、座り方を実際に指導されて、「目からうろこ」なことがありました。
唄うことは紛れもなく「運動」なのだから、全身の筋肉が柔らかく、自由に動く状態であることが望ましい・・・と書いてみたら「あったりまえじゃん」というようなことなのですけれど、今まで「腹筋で唄う」「腰で唄う(高音を出すときのイメージで言われます)」ということを意識するあまり、というか、その意識の仕方が、まったく間違っており、伸びやかにならなければならないところで、逆に力が入って身体が縮こまっていたのだ、ということに気づかされました。身体の重心の位置も、「足裏が、一番地面に多く接するように」というイメージは、「拇指球に力を入れて立つのが正しい立ちかた」という思い込みを覆すものでした。
拇指球でしっかり地面を踏むことと、拇指球で力むこととは違っていたのね・・。
というようなレッスンをしてもらったあと、発声練習をしたところ、あーら不思議、なんだか声を出すのがとっても楽ではありませんか。
まあ、「暗示」といいますか、「認知バイアス」が思い切りかかっているかもしれませんから、これはもう少し時間がたってみないことには、また客観的に他人に聞いてもらわないことにはわからないところです。
暗示であったとしても、「解放される」気分というのはすこぶるよいものす。
いつもにもまして、楽しく歌わせていただきました。
Mクアトロ、3セット目が始まる前にいらしたカップルのお客様、見目麗しい女性が、とても熱心に聴いてくださっていて、その食い入るような視線に「あ、ひょっとして、シンガーさんかなあ・・・」と少々緊張しておりました。
ステージのあとお話させていただいたら、ライブハウスに来るのも初めて、JAZZを聴くのも初めて(BGMとしては聴いてらっしゃるでしょうけれど)だったそうで、「来てよかった」と言っていただいたことが、本当にうれしかったです。
また、次にむけて、頑張ります。
いや、楽ちんにね。
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