OPPiDOM での 『Samba de Sábado』 に来てくださった皆様、ありがとうございました。
ライブ前で、ちょっと躊躇したのですが、午後は、芦屋音楽祭のパーカッションワークショップへ出かけました。
会場の美術博物館はすぐ近所だし、楽器も貸してもらえるとなったら、行かない手はありません。
始まる前の会場の様子はこんな感じ
ぎりぎりに行きましたが、思ったほど人は多くなく、参加者のほとんど全員に楽器が当たりました。わたしが借りたのは、直系30センチぐらいのジェンベ。
へたくそな絵で恐縮ですが、こんな形の楽器
パーカッションの名手、本多taco-bow正典さん率いる 『ERTH BEAT PROJECT』 3名の演奏を交えながらのワークショップ。1部は叩き方や歴史のレクチャーと鑑賞。
2部では輪になって(ドラムサークル)と言うのだそうです。ドラムでの合奏。いやー、ものすごく興奮しました。
ジェンベって、床に置いて叩いてもぜんぜんいい音は鳴りません。椅子に座って、細い部分を足にはさんで、底を浮かせるのです。立って演奏する場合は、コンガの(ちなみに写真中ほどの薄茶色の双子さんがコンガです)スタンドを使ったりもするらしい・・。底を床から浮かせて、真ん中をバン、と手のひらで叩けば、アラ不思議。とーっても大きな音が出るんです。
アメリカ(USAの)16ビートと、アフリカの16ビートの違いであるとか、キューバンなカリプソと、USAに渡ってより洗練されたカリプソのリズムの違いについてや、アフリカから南北アメリカに奴隷がたくさんつれてこられた時代に、アフリカの星ほどある沢山の部族をばらばらにして(これは団結して反抗することを恐れた・・ということでしょうか)買い手に分散した北アメリカ(USA)と、部族をなるべく分けずに同じ部族のものを固まって労働力として売った(こちらは効率を優先した・・・ということ?)南アメリカ、そのことによって、南アメリカで、よりアフリカのリズム、打楽器が発達し、受け継がれていったのだ・・といったとても興味深い話も聞けました。
残念ながら、最後までは参加できませんでしたが、また機会があれば参加したい催しでした。
これは、OPPiDOMでEricから聞いた話しですが、もともと西アフリカで、ジェンベ(だけでなく他の打楽器も)、祭りで儀式に使われており、(それは日本の神楽とおなじですね)沢山の打楽器の中で、ジェンベは特別な役割のある、エネルギーの最も高い楽器、神に最も近い楽器だったのだそうです。だから、儀式の打楽器隊で、ジェンベはただひとつ、演奏する人もただ一人、というきまりだったとか。「今はどのドラムサークルでもジェンベが一番多いけれどね」とEric。 勉強になります。
で、ワークショップも行ったことだし、OPPiDOMでのブラジルのリズムも、いい感じで乗れるんじゃないの・・・?と、付け焼刃てきな甘い幻想を抱きつつ・・・。
ま、気は心って言うじゃありませんか。
今日は、「みんなでパーカッション」のコーナーは前回に引き続いて「Trem das Onze」。(いえ、前回参加された方ばかりではないのですけれど)今回は、鍵盤ハーモニカのA子さんも加わってくれたし、ポ語の兄弟子のハマさんは、前に出てきてくれて、一緒に唄ってくれたし(ハマさん、ポ語の発音だけでなく、唄もバッチリでしたよ!)、大いに盛り上がりました。
幸せ一杯。新曲が多くて緊張していましたが、マスターの暖かい応援、お客様の拍手、そしてCarlos とEricの強力な演奏で、とても気持ちよく唄わせていただきました。
そして最後はやっぱりみんなで
「アテモヘー!」
死ぬまでhappyでございます。みなさん、本当にありがとうございました。
次回は、8月7日(土)です。
是非ご参加ください。
幸せ一杯のうちのでございます。
さて、今日は京都は花園、SOENでLa Fiestaのライブです。今度は6人のアンサンブル。
こちらも楽しみ。気合入れて行くえー。