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蝶々夫人とデキシーランドジャズ

30 3月
 
 芸術文化センターの「蝶々夫人」を見せていただきました。芸術監督、指揮は佐渡裕さん。
 主役の浜田理恵さんもすばらしかったですが、スズキ役のメゾソプラノの星野恵理さん、シャープレスのDavid Okerlandさん、ゴロー役の晴雅彦さん、脇の方たちが、物語をより劇的にしていたと思います。もちろん舞台演出も、音楽も・・・。約3時間、一瞬たりともわれに帰ることなく、舞台の世界に没頭しておりました。ラスト近く、とうとう蝶々夫人が真実を悟り、子供をアメリカへやる決心をするシーンになると、会場から「グス!」「グス!」、鼻をすする音が・・・。かく言うわたしも、ちーと「うるっ」と来ました。筋はすこぶる単純、古典的なものです。それをあれだけ心打つ舞台にする・・・・オペラの醍醐味を垣間見たような気がしました。演技、歌唱、音楽、舞台や照明、かかわる人の思いがひとつになる瞬間。カーテンコールが、「お約束」でなく、皆が心からの喝采を送っているのがよくわかりました。
 
 オペラの興奮が冷めやらぬまま(本当は、これはとてももったいないことです)、大阪はお初天神近くの老舗、ニューサントリー5へ。お知り合いが引き合わせてくださる、ということでニューオリンズラスカルズの演奏を聴きに行きました。もう、長い間活動を続けているデキシーランドジャズのバンドです。「古き良き」時代のジャズを求めて、お客さんは超満員。バンドの皆さん、おそらくほとんど60代後半から70歳代の方ばかり。3セット演奏するだけでもすごいことだ・・。とてもエネルギッシュで、みなさんとっても楽しそうに演奏していらっしゃいました。
 
 全くちがう世界の音楽に触れて、いろいろ考えさせられる一日でした。
 
 今日は、SOENです。SOENのマスターのお兄さんのほう(兄弟2人で切り盛りしていらしたのです)が、つい先日お亡くなりになってから初めての(わたしは)ライブです。とっても悲しくて、つらいですが、ライブは、明るく! できるといいな。
 
 
 
 
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投稿者: : 2008/03/30 投稿先 エンターテイメント

 

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